
ゴジラの本音
逃げる夢をみたような気がする
なぜ、みんな逃げるのだろう
そう、みんな、70年近くも逃げ続けている
どうして?
2016年は、確かに蒲田で大勢の人が逃げ惑ったよ
1984年は、逃げるばかりではなかったかな
日本独自の秘密兵器スーパーXなど登場させて、無駄で不毛な攻撃を試みた
1954年は、本当に怖くて逃げたかった
けれど、逃げずに東京タワーで冷静に「みなさん、さようなら」と最後の放送をしたアナウンサーがいたりした
どうせ逃げようたって逃げられるものではない
ミサイルを撃とうが、核兵器を使おうが、それは栄養剤みたいなものだ
70年の時を経て、いま日本人には生き残るためには、かなり思い切った英断が求められている
もう無駄なことはやめて、遊ばない?
君たちもみんなでゴジラになったらどう?
(332字)
2023年4月下旬頃からシロクマ文芸部の企画に毎週参加させて頂いています。2024年4月まで1年ぴったりの継続のつもりです。金曜午前(早朝)に投稿します。今回のお題は「逃げる夢」が書き出しでした。どうぞよろしくお願いいたします。
初めての皆様へ
皆様には、桜井健次のエッセイのマガジン「群盲評象」をお薦めしております。どんな記事が出ているか、代表的なものを「群盲評象ショーケース(無料)」に収めております。もし、こういうものを毎日お読みになりたいという方は、1年分ずっと読める「群盲評象2023」を、また、お試しで1か月だけ読んでみようかという方は「月刊群盲評象」をどうぞ。毎日、マガジンご購読の皆様にむけて、ぜひシェアしたいと思うことを語っております。
ここから先は

月刊「群盲評象」(試読ご希望の方向け)
現代は科学が進歩した時代だとよく言われます。知識を獲得するほど新たな謎が深まり、広大な未知の世界が広がります。知は無知とセットになっていま…
いつもお読みくださり、ありがとうございます。もし私の記事にご興味をお持ちいただけるようでしたら、ぜひマガジンをご検討いただけないでしょうか。毎日書いております。見本は「群盲評象ショーケース(無料)」をご覧になってください。