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サライの空

桜吹雪のサライの空は…
おっと、思わず、口ずさんでしまった
そして、サライと昴は、同時に合唱しても違和感がない

1992年に加山雄三と谷村新司が共同で制作した楽曲「サライ」の主なポイントを七言律詩にせよ
ただし、サライとは、本来ペルシャ語で「宿」を意味し、この歌における「サライの空」は「ふるさとや心のオアシスのイメージである

故鄉遠夢難忘懷,
春陽柔照小車站。
離別悲傷情更切,
孤身上路心茫然。
列車啟程窗外望,
飛逝景色目難盼。
沙萊藍天櫻吹雪,
悵然心顫淚闌干。

現代日本語訳

故郷と遠い夢、手放しがたい、
やわらかな春の日差しが 小さな駅を照らす
別れの悲しみは前より深く切り裂く、
一人旅立ち、心は朦朧とする。
列車が発車すると、私は窓の外を眺めた、
儚い景色がぼんやりと過ぎていく。
サライの青空に桜の花、
感動で心が震え、涙が溢れる。

(361字)

2023年4月下旬頃からシロクマ文芸部の企画に毎週参加させて頂いています。2024年4月まで1年ぴったりの継続のつもりです。時々、漢詩(七言律詩)を投稿します。金曜午前の早い時間帯(可能な限り、午前5時前後)に投稿します。今回のお題は「花吹雪」が書き出しでした。どうぞよろしくお願いいたします。

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