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アイマス中国四国公演はなぜ回避されるのか①
1.はじめに
※この記事は一オタクの憶測が多く含まれます。記事の内容について関係各所への問い合わせは絶対におやめ下さい。
これは現在岡山県に住んでいる筆者の所謂お気持ち表明である。クソデカ主語でまとめることが許されるならば中国地方のオタク、そして一地方オタクのお気持ち表明という奴である。
Twitterをご覧の方には周知の事実だろうが、筆者はアイドルマスターシリーズ(以下:アイマス)のオタク、いわゆるアイマスPである。ライブがある度に友人たちと一緒にライブに行くほどのアイマス好きであるが、アイマスというコンテンツと付き合うにあたってある深刻な悩みを抱えている。
アイマスというコンテンツは2005年に始まって今年(2023年)で18年目、なんならもうすぐ開始から20年目が見えてきているのだが未だに中国四国地方でのライブ開催実績がほとんど無いのだ。もう一度言う。
コンテンツ開始から20年近く経っているのに未だに中国四国地方でのライブ開催実績が皆無なのだ。
この20年弱の間でのライブ開催実績はシンデレラガールズが2014年にマチ★アソビでのトークイベント&ライブを徳島で、SideMが2017年にリーディングライブを広島で実施したそれだけである。(因みにシンデレラガールズはこの時がコンテンツ初イベントかつ初ライブだった)
20年弱の歴史の中でたった2回きりである。特に周年ライブに関しては開催実績が一度もない忘れられた地方である。
2.どうして実現できないの?
実現できないのにはそれ相応の理由があるのだろう。しかし公式に理由を発表すると目に見えて炎上するのが目に見えているのでそんなこと発表されるはずもない。一個人のただの憶測でしかないのだが考えられる理由を羅列していく。
①.需要を満たせる会場が無い
https://10fmusic.net/arena-capacity/
ライブ会場のキャパについてのページをいくつか見つけたのでここに引用させていただく。
アイマスシリーズのライブは基本的に8千人~2万人程度のキャパの会場ならびに各地のドーム球場で行われることが多い。しかし中国四国地方にその程度のキャパを満たせる会場が現状広島県立総合体育館(広島グリーンアリーナ)しか無く、球場は各地にいくつかあれどドーム球場は全く無いのだ。(見落としがあれば申し訳ないです)
https://www.google.com/amp/s/www.chugoku-np.co.jp/articles/amp/262557
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/kenseiiken/2023-01.html#c
2023年1月23日の中国新聞の記事ならびに広島県に寄せられた意見からの引用になるが、広島グリーンアリーナのスポーツ以外の有料興行の年間使用回数は35日に制限されている。ただでさえ会場の数が少ないうえにほぼ唯一開催可能と言っても過言では無い会場でライブの開催可能日が限られているとなると開催はもはや絶望的である。
しかし全く悲観していいわけではなく希望もちゃんとある。
2024年度完成を目処に香川にキャパ1万人程度の中国四国地方最大級のアリーナ(あなぶきアリーナ香川)が現在建設中である。会場最寄りの高松駅は香川県内最大級のターミナル駅であり、その高松駅から徒歩5分という立地も魅力的なのでここでライブが開催される可能性は大いに考えられる。数年後ここで悲願が達成されることを期待したい。(但し高松駅までのアクセス方法に若干問題があるので後日気が向いたらどこかで言及したい)
②.演者,スタッフ陣をライブ当日中に関東に帰す余裕が無い
おそらく中国四国公演の実現を妨げる一番の理由だと筆者が勝手に考えている点である。
そもそもアリーナやドーム球場でなければライブを開催してはいけないという決まり事はどこにもなく、チケット争奪戦が熾烈になるという問題点をガン無視すればアリーナよりも小規模な会場、たとえばライブハウスや音楽ホール等で開催してもいいはずだ。実際に先日発表されたシンデレラガールズのユニットツアーも全国6箇所のキャパ2千人前後のライブハウスや音楽ホールで開催されることになっている。
そして案の定だが開催都市の中に中国四国地方の都市はない。https://twitter.com/imas_CGofficial/status/1709183375662297511?t=k7P0sYfwOQ615BgPa8dwtw&s=19
【#cg_UNITTOUR 岩手】
— アイドルマスター シンデレラガールズ【ブランド公式】 (@imas_CGofficial) October 3, 2023
◇2024/3/10
◇トーサイクラシックホール岩手
✦ワンステップス
会沢紗弥(関裕美役)
天野聡美(白菊ほたる役)
高橋花林(森久保乃々役)
✦フェアリーテイル*マイテイル
津田美波(小日向美穂役)
鈴木みのり(藤原肇役)
✦Sola-iris
長江里加(久川颯役)
中島由貴(乙倉悠貴役) pic.twitter.com/o62KlB80sA
岡山から遠く離れた岩手で岡山親善大使揃えたのはもはや当て付けか何かだろ
中国四国地方にはキャパ1万人前後の会場が少ないだけで、ライブハウスや音楽ホールがまるっきり皆無な訳では無い。岡山県内だけでもキャパ2千人前後の音楽ホールはいくつかあり、例えば岡山シンフォニーホールや倉敷市民会館などはそれに該当するので開催自体は可能に思える。しかし仮に①が理由で敬遠されているとすると、小規模な会場での開催をウリにしたユニットツアーの開催都市に中国四国地方の都市の名前が全くないことに矛盾が生じてくる。
そしてこれはアイマスシリーズ全般に言えることだが、会場が関東地方からの遠ければ遠くなるほどDay2の開演時間が早くなるのだ。終電の都合上ただでさえ早い時間に抜けないといけない地方オタクの気持ちなんて一切考えてないくせに
参考までに各地方で実施された直近の公演の開演時間を記載する。
北海道・・・SideM6th(北海道:真駒内アイスアリーナ)
Day1 16時開場17時開演
Day2 14時30分開場15時30分開演
東北・・・ミリオン6th(宮城県:ゼビオアリーナ仙台)
Day1 16時開場17時開演
Day2 15時開場16時開演
関東・・・シャニマス対バン(東京都:東京ガーデンシアター)
Day1 14時30分開場16時開演
Day2 15時30分開場17時開演
甲信越・・・ミリオン7th(山梨県:富士急ハイランドコニファーフォレスト)
Day1,Day2両日 15時開場16時30分開演
北陸・・・シンデレラ5th(石川県:石川県産業展示館)
Day1 16時開場17時開演
Day2 15時開場16時開演
東海・・・シンデレラSoL(愛知県:愛知スカイエキスポ)
Day1 16時開場17時開演
Day2 15時開場16時開演
関西・・・シンデレラ耀城夜祭(大阪府:大阪城ホール)
Day1 16時開場17時開演
Day2 15時開場16時開演
中国四国・・・SideMリーディングライブ(広島県:BLUE LIVE HIROSHIMA)
15時開場16時開演
九州・・・シンデレラ10th(福岡県:西日本総合展示場)
Day1 16時開場17時開演
Day2 14時30分開場15時30分開演
基本的にDay1は16時開場17時開演、Day2はそれより1時間前倒しで開催されることが多いが上記の通り関東から遠くなればなるほど開場時間、特にDay2の時間早さが目につく。唯一の例外はミリオン7thで関東圏から比較的近いにも関わらず交通アクセスが悪いためか普段より前倒しになっている。
しかし不可解なことに関東地方で開催される際はDay1とDay2で時刻が同じどころかDay2の方が開演時間が遅くなる場合がある。
これについて専ら言われているのが「演者を当日中(Day2開催の日曜日中)に関東に返すための措置」である。実際に公式からそういった声明があった訳ではないが各地方ごとにライブの開演時間にバラツキがある(特に関東から遠くなればなるほど開演時間が早くなる)ことを考えるとその通りだと勘ぐってしまう。終電の都合上ただでさえ早い時間に抜けないといけない地方オタクの気持ちなんて一切考えてないくせに
ちなみに2022年1月に有観客で開催予定だったシンデレラ10th沖縄公演はDay1こそ17時開演だったがDay2はさらに開演時間が早く14時半開演予定だったが、無観客開催(配信視聴のみ)に変更されたことに伴い開演時間が16時に繰り下げられている。
さて上記を踏まえて広島で行われたSideMリーディングライブの開演時間を見ると見事に繰り上がっている。ちなみにこのリーディングライブは広島の他に大阪,愛知,東京,北海道,石川の各都道府県で行われているが、開場時間ならびに開演時間はなんと北海道よりも早く、開場時間ならびに開演時間ともに1番早い。(北海道は16時半開場17時半開演だった)
ちなみに執筆当日の2023年10月14日のダイヤを基準にして当日中に東京に帰るためには遅くとも新幹線だと広島駅20時01分発ののぞみ64号(東京駅23時45分着)、飛行機だと広島空港21時40分発のANA688便(羽田空港23時着)に乗る必要がある。広島グリーンアリーナでライブを開催すると仮定し、さらに最寄りの駅や空港までの移動時間を加味すると広島駅までは自動車で約15分、広島空港まで約1時間なのでそれを考えると遅くとも19時30分から20時までには会場を出ないといけないだろう。
関係者ではないのでライブ終了後から演者ならびにスタッフ陣の退出が完了するまでどれほどの時間がかかるのか一切分からないが、仮に実施できたしても相当早い時刻の開演になるだろう。
つまり纏めると
・2023年現在中国四国地方の8千人~2万人程度のキャパのアリーナ会場が実質1会場しかなくスケジュール調整が熾烈
・仮に会場を抑えられたとしても演者やスタッフ陣の退出の都合があるので開場開演ともにかなり早い時間になる
というオタクの事情フル無視の内部事情かもしれないが結局のところ真相は闇の中である。
ゆくM@SくるM@Sあたりでスタッフのおっさん連中が酔った勢いでこの辺の裏事情について口を滑らせて欲しいけどコンプライアンス諸々があるから中国四国公演を実現させるのと同等に厳しいだろう。
つづくかもしれない