太宰治(?)の異世界転生『異世界失格』が面白かったのでオススメしたい
文豪が異世界転生しちゃった『異世界失格』。
もう第4巻まで刊行されているので、何をいまさらという感じなんですが、読んでみてとっても面白くて「好き!」ってなったので紹介させてください。
さてさて。まずは物語の始まりから。
異世界転生といえばチートスキル。
まずはそのスキルが明らかになります。
読者はスキルの説明を聞いて、これからどんな物語が始まるんだろうとワクワクする。異世界転生モノで最も重要な導入部分ですね。
今回、女神的な存在が主人公を鑑定してくれた結果は…
「何も無い!」
こんな弱いことある???
しかも「もうどく」て。
1ターン目に死ぬやつやぞ。
いやいやしかしそこは破滅型文豪。めげずに旅を始めます。
早速モンスターに襲われている女の子を発見すると…
「死にゆく女性は美しい…」じゃあないんだよ。
女の子を助けて!
せめて助ける努力はして!!
「それは良い知らせだ。」じゃあないんだよ。
あきらめないで!
もうちょっと頑張って!!
終わった!!
第一部完!!
とまあこんなノリで物語は続き、
棺桶で引きずられながら移動したり、
選択肢をガン無視したり、
「さらさら」って戦闘中に取材してて、マジで何の役にも立たないから仲間に突き飛ばされたりします。
戦闘力が皆無なので、物語中主人公は全く戦いません。手を振り上げることすらしない。
敵の的になるだけ。
でもなんやかんやあって活躍し問題が解決していく。
なんで??
気になったらぜひ読んでみてください。
オススメです。
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