あらゆる存在が互いに支え合っているという感覚
今年も残り僅か。
そんな中、とある症状の為に病院に行ってきました。
根本的な解決には至らなかったですが、良い先生に診てもらえ、気分良く帰ってきました。多くの患者さんが入れ替わり立ち替わりで忙しい中、症状の原因の可能性をいくつかあげてくれたり、質問にも的確に答えてくれました。
人はケガをしたり、病気をすると医者のもとへと向かい、治療してもらったり、治す方法を教えてもらい、それによって安心を得ます。お医者さんは、身体の不調を抱えた人に対して、心の安寧を与える役割をもってこの世界に存在しているといえます。
こういった経験をすると、自分自身の役割は何かと改めて考えさせられます。
密教の曼荼羅の世界観からみれば、世界中のあらゆる存在が、それぞれの役割をもっているわけで、私にも役割があり、隣にいる人や自然にあるものにも役割があるわけです。
そして、その影響は互いに有機的に関係しあっています。
今回、そのお医者さんの存在感を感じ、自分は助けてもらったという感覚を得ましたが、医者だけでなく、自分の身の回りにある存在全てに対して、互いが互いを支え合い、助け合っているのだという感覚を得たなれば
それがまさに悟り、無我の境地であると思います。
日々の精進や、学びを重ねることで、この境地まで至れたら良いなと思っています。
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