歴史を勉強する意味
ワクチンって何?
ってなれば1言で
人工的に作った弱毒
となる
歴史を知らんと分からないところ
まず
エドワード・ジェンナーという男がいた
19世紀初期のイギリス医学者
この男はずっと天然痘を研究してた
天然痘
かつて人類を脅かした非常に感染性の高いウイルス感染症
現在は世界中で根絶されてるけどね
天然痘の特徴はその感染力の強さ
空気感染や接触感染で非常に早く広がる
症状として高熱、頭痛、発疹など
発疹は水痘に似てるし
重症化すると死亡することもある危険なウイルス
ブツブツができまくるし
目の中にもブツブツができる事まである
そして失明する事もある…
調べりゃ分かるが
それはそれは見た目も中身も恐ろしい
⚠天然痘を画像で調べる場合は
それ相応の覚悟をもって調べる事
苦手な人にはキツイ⚠
ってことで
このジェンナーは考え続けていた
ある日ジェンナーは
とある事に気づく
牛を飼っている人間が
天然痘に罹患していない。
ジェンナーは仮説を立てた
あれ?
もしかして
牛痘と天然痘が同じ種類のウイルスなんちゃうか…?
牛痘は
牛に感染するウイルスによって引き起こされる病気
牛飼いは牛痘に罹患した事があるから
天然痘に罹患してないのでは?
つまり、
天然痘の弱毒が牛痘なんちゃうか?
と考えたわけ
牛痘は確かにブツブツが出来るし熱も出る。
が、
天然痘に比べりゃ全く対した事はない…
しかも失明もしない
死ぬ事もない
よし(๑•̀ㅂ•́)و✧
牛痘にわざと罹患させて抗体が出来るかやってみよう!
と、実験が開始される
ちなみにジェンナーの名誉のためになのか…
ジェンナーの子供が実験対象にされた
なんて記載があるが
とんでもない(笑)
見ず知らずの近所の子供(下位階級の)で実験したのが事実
昨今はそういう事実は伏せるのが流行り
やけど過去の書物には自分の子供を実験対象とは書いていない
まあそれは置いといて^_^
結論、
その実験は大成功
その子供をはじめ
実験になった人間達は元気も元気!
しかも天然痘に罹患する確率が圧倒的に減った
間違いなく時代が動いた瞬間であろう
もちろん
今のあなたにも恩恵がある
それが
予防接種の始まりなんやから
予防接種
エドワード・ジェンナーって誰?(゜゜)
とか言うてる場合ちゃうで!!
がっつり恩恵受けてるんやから!!
強毒が体内に入るまえに
弱毒を入れて抗体を作らせる
それが予防接種。
ん、あれ?
予防接種?
ワクチンは?
そう
ワクチンはジェンナーではない
ワクチンを創造したのは
ルイ・パスツール
フランスの細菌学者
ちょうどジェンナーが死去したくらいに
産まれた男
ジェンナーの限界は何やったか
分かります?
…………
そう
世の中全てのウイルスなどが
見事に弱毒があるわけじゃない
牛痘→弱毒
天然痘→強毒
みたいに、毎回見事に弱毒があるわけじゃない
それが限界やったまま
死んでったのがジェンナー
例えば
狂犬病が有名である
受験世界史などでも出題されるレベルで有名
狂犬病に弱毒はない
狂犬病は
主に動物から人に感染する
特に犬に噛まれることで感染することが多いが
猫やコウモリなど、他の動物からも感染する
日本では稀やが
世界ではまだあるし
基本的にほっとけば100%死ぬ
じゃあどうしたか?
というのがパストゥールの仕事
狂犬病の死骸やらに入ってる毒を薄めて薄めて人工的に弱毒を作った
さて1番最初の冒頭に戻ろう
ワクチンって何?
人工的に作った弱毒
予防接種にワクチンに
当たり前なんて思っちゃいけんよ
まず予防接種ってなに?
ワクチンってなに?
いったい何してんの?
ってのを知らんのに受けるのも危険すぎる
しかも
なぜ歴史を勉強すんの?
なんて人間がいるが
いやいやいや
どれだけ今のあなたの人生に恩恵をくれているのか…
その有り難さは無視して
不幸とか恵まれてないなんて
平気で言うんやから
怖い生き物よ
人間ってのは
ジェンナーも
パストゥールも
今日の我々を助けてくれてるのですよ(*_*;