組織トップの資質
どこの組織においても
TOPにたつ者は「専門家」じゃない方がいいよね
って視点に僕は賛同をしているわけです
というのは
シャルル=モーリス・ド・タレーラン=ペリゴール
通称「タレーラン」
フランス革命から、第一帝政、復古王政、七月王政までの政治家+外交官の視点です
フランス革命後にカオス状態になったウィーン会議での言葉に
「戦争は複雑すぎて、軍人には任せられない」
という言葉があります
戦争の専門家である軍人に、戦争が任されない!?
なかなかのインパクトのある視点やったのです
この視点は、もちろん令和においても通ずる本質的なものです
結果としてはこれは言い得て妙
ドイツ帝国も大日本帝国も
専門家さんの暴走によって崩壊していくのですよ
専門家がトップにいちゃ駄目だこりゃ
つまり何が言いたいかというと
「専門家は多角的に大局を見る事が困難である」
という事です
ま、やからこそ専門家なんですがね( ´∀` )
何か一つの事に執心し、突き抜けていくのが専門家の存在意義なのでね
組織のTOPとして
「社長」ってのは文系が多いという傾向にあります
組織においての「問題」は本当に複雑でしょう
みなさんも既知でしょう
ありとあらゆる角度から次々に問題が発生します
働くのは人間
他者をいじめる者、支配しようとする者
大義名分をもつ者も、テキトーな者も、
犯罪を犯す者も、裏切る事も、
人間社会ってだけで、問題は山積み
秩序の崩壊はいつもすぐ横にある
そんな中で、
多様な視点をもっていなけれは
問題点の本質が見抜けない
「何か1つ」に特化しすしぎているだけ
では
総合的にふりかかる問題を解決していく事が困難です
必ずではないにしても、
専門気質である理系よりも文系が組織のトップには強い傾向にあると言われます
もし理系がTOPでも、その周りを文系で固めているケースが多いのです
タレーランが令和にいたとしたら
「経営は複雑すぎて、専門家には任せられない」
といったところでしょうか
文系には「政治経済学」という言葉があるように
学問の垣根が非常に低い
そしてつながりが強固である
それが、
多様な問題を多角的に解決していく事に貢献するのです
アップル社創業のスティーブ・ジョブズ
彼もまた文系の社長の1人です
彼のアイデアを評価する際にでてきたのは
文系学問の横断的な学習によるところが多いとされます
彼はパソコンの大衆化にはアイコン(icon)が必要やと力説していていました
この発想も実は宗教的視点を盛り込んだものなのです
これはロシアでキリスト教を布教する際に、マスにも理解できるようにイコン(icon)を用いていたという視点です
ま、
簡単に言えば
マス(大衆)に浸透させるには視覚的刺激が有効やという本質を
宗教画のiconから抜粋して利用したってことです
そもそも宗教画ってのも、識字率が低く知能も高くはないマスに神様の存在を浸透させるためですしね
宗教専門家
アイコン専門家
布教専門家
こういった人達は、
柔軟性が乏しかったり
あまりの専門知識によってプライドがあり応用する事が許せなかったりするので
こういう発想を実現するのが難しくなるのです
話は戻りジョブズは自社のパソコンにおいて
フォントの種類を特に豊富にしました
これは学生時代にカリグラフィー(西洋書道)の勉強を通じて、フォントの重要性を実感した事による事を明かしています
こういったように、
多種多様な視点から大局を見る
そして問題を解決し
発想を生み出し
アップル社の躍進に貢献していったのです
経営者には<幅の広い>知識が求められます
そしてそれらを<総合する能力>も求められます
知識と経験が豊富であり多角的な視点を持つこと
そしてそれらを即座に実戦で利用できる形に落とす事
これらが必要です
あまりにも専門家すぎると
知識には偏りがありすぎてしまう
総合するまでの知識の幅がない
よって視点が狭い
了見が狭い
という事になりやすいので
タレーラン的な視点で言えば
「専門家は組織のTOPにいない方がいいよね」
ってなる
それよりも専門家のタイプはフリーにさせて
ただひたすらに専門性を追求する部門にいた方が輝くでしょう
例えば僕らのような研究職がTOPにたってしまうと
興味のある・なし が主軸の判断になってしまいます(笑)
これでは、従業員は離反していくでしょうね( ´∀` )
やはり、TOPは総合的な視点でよっしく!!
専門性なら任せてちょんまげ
って感じですかね!(';')
ま、しかしそんな簡単にはいかないのが世の常なのですよ
日本のサラリーマンは
年功序列の仕組みを適用するから
余計にこじれてしまうのでした
適材適所!!
それぞれ元からもっている能力ってのはある!!
それを活かすポジションをとれるか?
が大事でしょう
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