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公社流体力学
2022年12月31日 18:37
多摩美術大学 演劇舞踊デザイン学科 六期生 卒業制作演劇公演 『メビウスの輪〜縁の交わり〜』 オノマリコ、野田秀樹の脚本を 佐藤佐吉見本市で観客の度肝を抜いた陰山あんな 勢いと熱量と団体芸で東京学生演劇で爪痕を残した旦 妃奈乃(四日目四回目) が演出。 『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』演出:陰山あんな 女子大に入学した学生たち。彼女たちは仲良くなったり仲を違
2022年12月31日 18:34
小学五年生の少年少女6人。少年の不在、大縄跳び、喧嘩したり仲良くしたり。 記憶が断片化されコラージュされる。濁流のように語られるエピソードを、1秒先が予測できない大量の演出で描く。 アイデアが凝縮された80分には悲しみと静寂が常に付き纏っている。 圧巻の観劇体験。 前作ではBUoYの空間を使いきれていなかったが、今回はメインとサブの使い分けでうまかった。劇場に入った瞬間その空間にワクワクした
2022年12月31日 18:31
元アイドルが営むラーメン店。集う人たちはどこかおかしい人ばかり、そんな彼らに過去が襲いかかってくるが、これって誰視点の話? ラーメン屋の話から逸脱し、時空を行ったり来たり怪作。主役や語り手が次々変わり、この世界is何。 錯綜した話に伏線をばら撒くが腕力だけで掴み取り回収する。ザ・力技。 終盤は惨劇、にも関わらずギャグを仕込んで常に笑いを起こす。 悪意満載、でも人の心は捨てず。 よくもまぁこん
2022年12月31日 18:29
キルハトッテ『どこどこのどく』 主人公の前に一人の女性が現れる。でも、彼女は体にキノコが寄生して死んでいるという。 面白い。生者と死者の対話に故人の妹や謎の団体の女性も登場して描かれる。 前作同様、女性同士の重い感情をマジックリアリズムで描く。 今回はど正面から百合演劇。 人がいるのに寂しい。家族なのに、大事な人なのに。 現代人の孤独を、キノコで表現。孤独だとキノコが生えて死んでしまう