132. 国民個別のあのカード
国民のそれぞれに発行される例のカード、全体的な目的やメリットがあまり腑に落ちなく、のらりくらりと作らずにいる。
やむを得ず個人の番号を使用しなくてはいけない時は、一番最初に届いた通知カードがあれば事足りてしまうので、必要性を感じないためである。
申込書は届いていた
3〜4年前に、自分が記入すべき箇所はほぼ書かれた申込書が封書で届いた。
あとは写真を貼り付けるだけ、ぐらいの準備が整っている申込用紙である。
モチベーションが低すぎる自分
作らなかったといってなにかペナルティがあるわけでもない。
申し込んだところで、受け取りはバスを乗り継いででないと行かれない場所が指定されるので、全然気が向かないのだ。
郵送費を払うから、簡易書留で発送してくれたら良いのに、と思ってしまう怠惰な市民である。
追加のお知らせとともに再び届いた申込書
昨日、郵便受けを確認したら、再び申込書が届いていた。
今回は、「最大20,000円分のポイントがもらえるキャンペーンがある」というお知らせつきだった。
20,000ポイントという「人参」につられてなるものか、という謎の警戒心で、再びのらりくらり思想が脳内を渦巻いた。
これって税金だよね
しかし、ふと考えると
申込書への転記の手間賃(デジタル化されているが)
申込書の郵送費
その20,000ポイントの財源
はいずれも自分たちが払った税金で賄われているのだった。
自分のように不真面目にやっている人間のために税金が費やされているのはいかがなものか、という気持ちにもなってきた。
作ることの恩恵について実体験を聞いた
カードを作成することのメリットを、作成済みの友人に聞いてみたところ、3〜4年前にはなかった事案から「作った方が楽だ」というアドバイスがあった。
それは、ワクチン接種証明書が出しやすい、ということである。
現在、海外渡航するにはパスポートに加えて必需品とされるワクチン接種証明書。
自治体によっては申込みから1週間〜10日経たないと自分の手元に届かないこともあるそうだ。
友人は、
と力説していた。
やっと気が向いて…
善は急げ(≒気が変わらないうちに)とばかりに、それでも渋々と、申込書に印刷されている二次元バーコードをスマートフォンのカメラで読み取り申込みページを開いた。
必要項目は確かにほとんど入力済みであり、自分がやることといえば写真データを送ることぐらいであった。
最近撮った、受験票に貼り付ける用の写真を選定していたところ、ファイルサイズが大きすぎたのでやる気が削がれてしまった。
ファイルサイズを調整するにはパソコンを立ち上げた方が楽なのだが、元々渋々なのでそこまでやる気が出なく、申込画面を閉じた。
自分の手元にそのカードが届くのはいつの日になることやら。
またのらりくらりと作らずに、税金の無駄遣いをしてしまうのかもしれない。