34. カップの茶渋を取る

陶器のコップはツルツルした表面であるが、紅茶を飲み続けていると内側に茶渋がついてしまう。

一旦茶渋がつくと、硬めのスポンジでゴシゴシ磨いてもなかなか落ちない。よほどお湯でふやかした状態であれば何とかなる、といった具合だ。

茶渋がついたままのコップで飲み物を飲んだとしても人体には恐らく影響がなく、単純に見栄えが悪いだけなので家で使う分には十分である。

そんなコップに牛乳を入れ、電子レンジで温めてホットミルクを飲み、温かいうちに流し台に行って水で流しながらスポンジで軽く撫でたら、あんなに頑固にくっついていた茶渋がスルリと取れたのである。

偶然かもしれないと思い、また茶渋がつくまで待って、ホットミルクにして洗ったらやはりスルスルと落ちる。3〜4回は成功を確認している。牛乳がうまい具合に茶渋を覆い、吸着して、一緒に落ちていくものと思われる。

メラミンスポンジや研磨剤、漂白剤で落とすよりも、遥かに地球にも自分にも穏やかなのではないだろうか。イグノーベル賞ぐらい取れないだろうか(無理)。

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