440. 壁掛けカレンダー
今の家に越してきてから、壁掛けカレンダーを最初のうちは掛けていたものの、いまや全然である。
年末になると会社でカレンダーをもらえるタイミングがあるが、もらってきても専ら実家に頼まれた分のみである。
壁に穴を空けたくなくフックを設置できていない。
そして何よりも毎月1回めくるということが猛烈に面倒くさくなったのである。
以前、親戚が1枚に1年間分書かれているカレンダーを壁に貼っていたので、なぜなのか聞いた時に「めくるのが面倒くさいから」と言っていた。
その当時は分からなかったが、今なら分かる。
超絶面倒くさい。
その割には、行きつけの居酒屋に掛かっているカレンダーは気になってしまう。
毎月めくらないで良いからだろうか。
あるいはお店の風紀を守りたくなるためだろうか。
もちろん店主に声をかけてから、えいっとめくる。
気持ちが改まる感じでとても良い。
自宅にいる時とは真逆だが、それも自分である。