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ボストンに来てからの日々の話(2024年Q2)

Q2、気づいたらQ2。引っ越してきて一年経ってしまった。一年循環すると2年目は色々予測出来て少し楽になると予想してる。4月はボストンにも桜が咲いてちょうどよい季節。6月はヒートドームで37度まで上がって日本より暑い日があった。



2024年4月

4月は桜のシーズン。Charles River Esplanade(チャールズリバー遊歩道)では桜が植えてあって花見をすることができる。気温もちょうどよく人も少ない、天気も良い。街中もよく見ると桜が植えてあって意外だった。

日食

4月8日は日食があった。図書館で事前登録すると日食グラスがもらえたので、登録してみた。図書館の庭で日食を見てた。日中こんなに時間があるのは初めてだったので、のんびり鑑賞した。太陽を直視したまま日食グラスを2, 3回外してしまったので目が疲れた。ボストンでは日食率は93%とかだったのでずっと明るかったけど、食が進むに従い寒くなるのがわかった。太陽凄い。次は20年後らしい。でも、アメリカといっても見えるところが限られているとか。日本は2035年の9月に北陸・関東で見えるらしい。だいぶ先の話だ。

ボストンマラソンと花見

128回ボストンマラソン(4月15日)が開催されたので見に行った。この日のマサチューセッツ州は州の祝日でお休み。

スタートはHopkinton state parkというところらしくかなり西側。我々はフィニッシュゾーン近く(駅でいうとBack Bay)へ。アプリが充実していて、興味のある選手の位置情報がGPS経由でリアルタイムにわかる。なので、事前に興味のある日本人選手を登録して、応援するのも見逃さない。

ちょうど森井選手がぐんぐん追い上げていってそのまま8位で入賞してすごかった。

その後チャイナタウンのPho Pasteurでフォーを食べ、桜を見に行った。桜はCharles River EsplanadeBoston public gardenでも桜が咲いていて、レジャーシートを敷いてのんびりしている人もいた。お弁当をもって日本式の花見もできるなと思った。

帰ってから友達の家で夕飯を食べて、遅めに帰宅したら風邪を引いた。副鼻腔炎っぽい。

久々の給料

3月からパートタイムで仕事を始めたのでその給料が入ってきた。久々、嬉しい也。

そういえば、本来なら雇用保険の再就職手当もらえてたよなあとやや悔しかった。離職日には既に米国に来ていて、ハローワークに訪問できなかったので手続きができなかった。日本にいる人向けの制度だから仕方がないんだろうけど、せっかく支払った雇用保険料を回収したかったな。確か、離職日から1年以内に訪問しないと受給権が切れてしまうらしい。悔しい。

実は一度日本でレイオフ(会社都合の解雇)をされたことがあって、失業給付を貰ったことがある。給料より金額は少ないけど、まあ非課税だし、土日ももらえるので気分は良かった。また受給したいな。日本の経済成長と雇用制度(慣行)を結びつける仕草をよく見聞するけど、自分はやっぱり労働者で、生活が急変するのも経験しているからパワフルな資本家側にはなかなか立てないよなあとは思う。

Japan Festival Boston

4月の最後の土日にボストンコモンで開催。ちょうど日本ではゴールデンウィークで、桜のシーズンと合わせていい雰囲気だった。たくさんの人が来ていた。米国で初めてラーメンを食べた(いや、2017年にも食べたかも)。もう少しふらふらすればよかったな。

ボストンは日本とも関係が深くて、東京藝術大学の前身である東京美術学校の創始者岡倉天心が留学した土地だとか。

広い公園で、芝生に座りながらのんびりするのは良かった。なんか、ぼーっとできてよかった。日本も感じられたし。

弓道の友達のお母さんに会った。仕事がなかなか決まらないのを心配してくれていたらしい。気にかけてもらって嬉しかった。日本にはIT投資が集まっているけど行かないとわからないよね、みたいな風に言われた。ビジネスパーソンって感じ、がっついていかないとなと思う。ガッツが特にない。

クレジットカードを作る

これまではFully Secured Cardというカードだったのだけど、Bank of Americaでクレジットカードを申請したら無事作ることができた。アメリカのクレジットカードはサインアップボーナスが太っ腹で、3か月以内に$1000使うと$200のキャッシュバックとかある。しかも入会15か月間は延滞金利が0%なので、借りっぱなしでもいいらしい。市場金利が5%くらいだから、その分儲かるじゃんね。不思議。でもそのキャンペーンが終わったら年利25%くらいで金利がかかるから、15か月後に金利を儲けようっていうビジネスモデルなのかな。

2024年5月

完全リモートワーク可能な仕事ではあるのだけど、家にずっといるのも良くないのでちょくちょくオフィスに行くようになった。通勤は時間がかかるけど変化を感じることができてその時間すら面白い。オフィスは空調も効いているし、広くてアメニティがそろっているのも良い。良いリズム。

なんかこのままじゃいけないんだろうなと思う

仕事はパートタイムなので空き時間にこれまで通っていた英会話に引き続き参加。大抵レッスンの始まりには「何か新しいことあった?」で始まるんだけど、いつの日か「最近仕事探しはどうですか?」に変わった。自分はパートタイムとはいえ仕事を始めたことに満足していたのだけど、クラスメートはフルタイムの仕事を見つけてちらほらと抜けていくのを見るとフルタイム探さないといけないよなあ。という気になった。

2024年6月

6月は夏の始まり、日中が長く夏至付近では8時半まで明るい。ボストンは湿度が高いのでまるで日本みたいな夏。今年は素数ゼミが221年ぶりに大発生する年らしい。恐ろしいが、少し楽しみでもある。ボストンのセミはいったいいつから地上に出てくるのだろう。

Boston Pride

6月はPride Monthということでボストンでもプライドイベントが開催。ボストンコモンとGovernment centerの2会場でイベントをやっていた。ボストンコモンの方はブースがひしめいていてステージも設置され、マーチの最終地点という具合でまさにプライドイベントっぽい感じ。

この日は電車の中でもレインボーカラーや派手な色の服を着ている人で溢れていてプライドイベントって感じ。

ボストンコモンの会場ではJapan festival以上に驚くほどの人がいた。ただ、アジア人がほとんどいなかったのも印象的だった。こんなに多くの白人のゲイ(レズビアン等も含む)がいるんだなあと不思議な気持ちになった。

Government centerの方はお酒が飲める会場で、ゾーニングがされているみたいだった。そちらの方はまた雰囲気が違うのかもしれない。

Six Flags - NYC/NJ観光

仲良くしているNYの友達の家へ遊びに行くことに。Six FlagsというテーマパークがNJにあり世界で一番高いローラーコースターに乗りたくて行ってみた。が、不定期で止まってしまって結局乗れなかった。次に期待。

それ以外の乗り物もとても楽しかった。昨年行ったディズニーランドよりは雰囲気がのんびりしていてどこか牧歌的だった。暑くて夏っぽかった。

夜はみんなでNYのEagleというゲイバーに行った。中に入るとほとんどが上半身裸で踊っていたり、2階や3階のところどころで発展していてたりして日本と文化が違うなと思った。まあ、日本のクラブにほとんど行ったことがないから文化が違うかどうかすらわからないけど。トイレの個室でも発展していたみたいだけど、自分はお腹痛くて普通にうんこしてしまった。大人の社交場で普通にうんこしてごめんね。

英語のクラスを修了

2月から続けていたオンラインの仕事探しに特化した英語講座を修了。週3日、各2.5時間と結構負荷が高いんだけど、皆境遇が似ている人がクラスメートだったので心理的に良かった。

いい仕事を見つけるためにはやっぱり言語のレベルを高めないといけないなということを痛感。とにかく時間をかけて練習せねばと思う。これに気づいていざやろうと思うまで1年かかったのは不思議だけど、現実を理解して行動に移すまでには時間がかかるってことか。

クラスメイトがもともと仕事をしていたんだけど、いい仕事に就くためには英語が必要だよねって最近頑張っていたらしい。ということで、やっぱり現地語が必要だよなと思うばかり。めげずに頑張ろう。練習すればできることだよなという気持ち。

家を買うことを考える

アメリカにいる人はみな口々に、「家を買うことは良い投資で1軒目はどんな家を買っても損をしない」、みたいなことをいうくらい家を買うのに積極的なので、自分たちも買おうかと考えるようになった。確かに家賃は確実に上がっていくし、家の値段も上がっていくならその通り。メンテナンスフィーや税金もかかるけどまあそれも含めてもボストンなら価格が下がることはなく、不要になったら売るか貸すかしても十分に元が取れるだろう。

というわけでオープンハウスでいろんな家を見に行ったり、Joint account(夫婦共同名義口座)を作ったりして少しずつ準備を始めることに。

月々の支払と頭金がいくらくらい出せるかを計算したりするのがこれから待っている。自分1人ならその辺の計算は簡単なんだけど、2人で買おうとすると調整したり統合して考えなければいけないから大変だね。みんなどうやってマネージしているんだろう。

PEの資格を取ろうとする

仕事を探しているとたまにPE(Professional engineer)の資格が必要な仕事がって、英会話で知り合った知り合いも取っていたので自分も取ろうかと思い始めた。自分の場合はアメリカで教育を受けていないのが少し気になっていて、そこを補填するようなことをしなければいけないよなと思っていたところだった。
ということでProfessional engineerの資格を取るための前段階としてFundamental engineering(FE)の試験を受けることにした。

Professioanl engineerは日本でいうと技術士のようなもので、特にアメリカだと図面などはPEの独占業務らしい。独占業務に就くかは別にして、アメリカでのエンジニアとして他の人と同等のレベルがQualifyされているという証明になるといいなと期待。

久々に勉強してみると学生時代に勉強したレベルのことだけど、思い出すのに時間がかかる。数学はとても簡単なのだけど、自分の専門の化学工学や熱力学はやや忘れかけている分野もある。やっぱり普段扱わないと忘れるね。まあ思い出すためのハンドブックやネットの記事はあるのでとりあえず試験までに思い出すしかない。試験はなんと6時間で、テストセンターで半日かけてやる。体力と集中力が持つか怪しい。

問題文は英語だけど大体理解できるのが救い。ただ、たまに知らない単語とかが出てくると困る。

例えば「次の図にEutectic Pointを示せ」みたいな短い問題だとEutectic pointが何なのかわからないと答えようがない(Eutectic pointは共晶点)。ま、そういうのも含めて覚えていけばいいんだけどね。

ただ、問題文がわからなくても選択式だから推測できがち。わからない単語は飛ばせばオッケーになりがち。まあとにかくパスすればいいのだ。


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