1月が往くから

「1月は往く、2月は逃げる、3月は去る」
そんなことを言ったのはどこの誰だったのだろう、本気でそんな3ヶ月になろうとしている。もうすぐ1月は往ってしまうみたいだ。

リミットに追われている。

上半期にシステムのリリースを2本抱えて、アプリのアップデートを1本抱えて、大学と資格の試験を2本抱えて、僕は年始からずっとその準備に追われている。

やりたいこと、やると決めたこと、やらなければならないこと、限りある時間の中で何ができるだろうと何もできないままで日々は過ぎていくようだった。それでも世界は回り僕は前を向かねばならない、だって時間が少なすぎるんだって。

そうしていくと記憶は消えていく、勤務中に書かれた大量のコードも仕様書も、周りの音を遮断して思考回路を研ぎ澄ましてできないことを片付けて、どう考えても無茶なガントチャートをオンスケで塗りつぶしていく。

僕は僕たちはどうありたいか、誰に何を求められたタスクか、やりたいやつがやればいい、いきたいやつがいけばいい、乱暴だけど急所を突いた僕らの指針が貼り出された。かっこよくなるのに妥協は要らない、お人好しでいるのに遠慮は要らない、僕らは不幸になってる暇なんてない。

30歳になるまであと数年、カウントダウンは始まった。僕は僕らはどう生きる。

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haru
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