
心理学検定キー7ワード第5章【臨床・障害】5.15(フォーカシング)★★
何となーく、なんかよくわからんけどそんな感じ
というのが本日のテーマで重要な事ですw
本日はフォーカシング
内容としては、フォーカシングの成り立ちと
フォーカシングの流れが分かればそれでオッケーです。
さっそくやっていきましょう。
→フォーカシング誕生まで
フォーカシングは
ジェンドリンによって1969年に生み出されたものです。
もともとはロジャースのもとでカウンセリングを学んでいました。
ロジャースがCCTの理論を定式化している最中に
体験過程とその表明との関係に関心を持ちました。
この体験過程というのが非常に重要で
6つの特徴があります。
①感情のプロセスである
②即時的現在生起している
③直後参照できる
④これに導かれて概念化が生じる
⑤潜在的な意味を持っている
⑥前概念的な有機体のプロセスである
です。
また、1955年にカートナー(Kirtner,W.L.)の研究から
治療開始時点での体験している事柄へのかかわり方が治療を決めるのだということがわかりました。
そこで時を同じくして、ジェンドリンも体験過程尺度というものを発表しました。
1957年には
ジェンドリンをディレクターとした統合失調症の心理療法を開始。
これをウィスコンシンプロジェクトといいます。
ウィスコンシンプロジェクトの成果として
治療開始時において高水準の体験過程にあるクライエントは治療に成功するということが分かったことです。
カートナーといってる事が同じだとおもいますが
そこで、ジェンドリンはプロセスとしてのフォーカシングを教示できないかと考えて
技法としてのフォーカシングを完成させたのでした。
→フォーカシングの流れ
フォーカシングは6つの動きから構成されています。

①空間を作る:身体の内側に注意を向けていきます。深く追求しすぎないことが重要です
②フェルトセンスを見つける:五感を研ぎ澄まして、身体のどこで感じるのかを感じで見る事です
③ハンドルをつかむ:フェルトセンスにふさわしい言葉(これをハンドルという)を探していきます
④共鳴させる:ハンドルがフェルトセンスに合うかを探っていきます
⑤問いかけてみる:感情をおこすのは何だろう?と問いかけてみます
⑥受け取る:すべてを受け取り、一緒にいようとします。
流れの中で重要なキーワードは
フェルトセンスです。
十分気づいていない、意識していない感情などの情動的素材の事をいいます。
→本日の内容‐箇条書きまとめ
・フォーカシングはジェンドリンが技法として誕生させたもの
・ジェンドリンは体験過程とその表明との関係に関心をもった
・ジェンドリンを中心とした統合失調症の心理療法研究はウィスコンシンプロジェクトという
・フォーカシングは6つの動きからなる
・フォーカシングで重要なのはフェルトセンス
以上、本日はフォーカシングについてでした
次回はまたまた性格検査。
さくっといきます。
それではまた次回