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26『プラチナタウン』

新聞の広告にこの本が紹介されており、地方を知るために読んでみました。

ビジネス系の小説は個人的に好きなジャンルです。
期待して読んでみると、面白さのあまりに一日で読んでしまいました。

内容としては、主人公が大企業で左遷され、それをきっかけにして、赤字だらけの地元に町長として戻る。そして、大企業で培ったビジネス感覚で地方を再生するという話。
高齢者をターゲットに、介護ビジネスを展開する内容であり、約10年も前の本ですが、現代にマッチした内容で、まさに今読むべき本でした。

固い話は置いといて、読んでいてテンポがいいです。
悪い奴がいて、味方がいて、そこにトラブルが起きて、突拍子なアイデアが出て、成功する。
ビジネス小説では定番のような展開であり、読んだ後にスッキリする本です。
欲をいうのであれば、最後のほうが急足だったことでしょうかね。
「もう、うまくいったのか」というような感じです。

地方自治、地方創生は大きなテーマです。
社会科の学習でも、毎年共通テストに出題されるなど重要な単元でもあります。
しかし、教科書の取り扱いの小ささや内容の難しさもあり、多くの生徒の理解が薄いです。
私自身もよくわかるかと問われると「語句はわかるが、実体はよくわかりません」と恥ずかしい答えしかありません。
しかし、このプラチナタウンを読んだことで、すこしは地方自治を学びました!

地方とは?と疑問を持つ方、ビジネス感覚を政治に取り入れたい、今の政治に不満がある方はぜひ読んでください。

おしまい

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