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「たった1日で会話が弾む! 話し方のコツ大全」

図書館の自己啓発コーナーで見つけて、話すのが得意になりたいと思い、手に取った。著者は私と同じ愛知県出身である青木源太アナウンサーであり、アナウンサーという職業だからこその経験談もたくさん書かれており、とても興味深い。

特定の人を相手にコミュニケーションをとる方法と、大勢の前で話す方法の二つに分けて覚書してみる。

対一人と話すとき

意外にも、自分の会話技術や話の中身というよりは、相手を見極めることや、聞き上手になることが重要である。
まず、一番簡単にすぐできそうなのは、リアクションを大きくすること。そのうえで、素直に自分が聞きたいことを質問する。相手が8割ぐらいしゃべることを意識。
また、前提条件が一致していないと会話が成り立たないので、注意するべき。自分が多く話すときは、なるべく自分のフィールドに持っていくとやりやすいそう。
他にも、「こういう相手」には「こういう返し」がいいなどが具体的に書いてあり、反応に困ってしまいがちな相手こそ懐に入り込めば役に立つとわかった。

大勢の前で話すとき

上手く話したくて緊張してしまいがちだが、やはりいろんな方法でリラックスすることが大切。
例えば、言葉に詰まってしまっても、資料を見てしまっても、聴衆はそこまで気にしていないということ。間ができたり資料を見ている理由を聴衆に伝えることができればベスト。
緊張しすぎない為に敢えて全く関係ないことを考えるのも効果的。
一番面白かったのは、本番に大きな声を流暢に出すためにカラオケをするといいということ。発声練習やストレッチは特に大事。

感想

ニュースの原稿読みだけでなく、実況や司会、インタビューと様々な「喋る」仕事をしているプロの視点がとても勉強になった。また、体験談にでてくる仕事相手も、芸人さんなど有名人ぞろい。素人の私は「この芸人おもしろいな」ぐらいにしか思っていないが、「この人の話し方はこう」などアナウンサー視点での評価は新鮮で面白かった。

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