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今日も小さく約束をする
「あと5分だけ…」の二度寝は、5分で起きられたことがない。
「あと1枚食べたらやめる」のポテチは気付いたときにはほとんど食べ終わっているし、「明日の私に託そう」と後まわしにした仕事は、だいたい次の日もまた明日の私に託している。
できないと半分わかりながら、自分と小さく約束をする。約束どころか、これはもはや祈りにも近い。どうかできますように!と、意味のない祈りを私たちはいつも繰り返している。
またやってしまったなぁと呆れることもあるけれど、小さく祈っては失敗するのって、にんげんらしくてちょっと愛おしい。
それに「できないって分かってるから望まない」よりも、「できないかもしれないけど望んでみる」ほうが前向きで好きだ。結果は同じだったとしても。
期待、と言うと少し大袈裟すぎるかもしれないけれど、“こうなったら良さそうな未来をイメージすること” はやめたくないなと思う。どんなに小さくても、信じてみることをやめずにいたい。
「このnote、絶対今日中に書き上げて載せる」って思い立ってから3日も経ってしまった私は、また懲りずに今日も小さく約束をする。