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作る選択・作らない選択

そもそも、これだけものが溢れてる時代にものを作る必要あるの?
そんな事が頭を過ります。地場産業・伝統工芸は後世に残したい。でも、流行や一過性のものは作らない方が良い。長く愛されるもの、長く使えるものを作る事が私たち産地の人間の役割だと思います。自分たちの産業を再度広めるためにはどうしても、もの作りはせざるを得ない。
葛藤もありつつ、桐染は桐染なりにもの作りを続ける部分とものを作らない選択の2本柱で試行錯誤していきながら今後について考えていきたいと思っています。今日はそんな2本柱の、ものを作る事・作らないことについて書いてみたいと思います。

1:染屋の考える、ものを作らない選択

昨年から始めたお洋服の染め直しは、ものを作らない選択の一つです。
染め直しを始めてみて、この仕組みがいかに良い循環かを実感しています。

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