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日本の総裁選について
本日既にニュースで報道されていますが、総裁選に勝利したのは石破さんという形で決まりました。
簡単に初見で感想を書いておきます。
元々、高市さん有利でしたが、票の流れとしては、こちらでは細かくは書きませんが、林さんのところと小石河連合のところの中国票もあるでしょう。
選挙にどう勝つかもありますし、岸田さん菅さんによる高市さん外しの動きに加えて、自民党内の勢力争いもあったと思料します。
お隣の国も財務省もホッとしたと思いますが、マーケット従事者としては、残念です。
会見についてはリプレイで中身をヒアリングしましたが、どちらかというと外交についてが多く、経済政策についてはほとんど中身はなかった内容という印象です。
高市さんを望むマーケットでこれまで日本株は動いてきましたが、その巻き戻しが先物市場で起きており、サーキットブレーカーが発動するような状況に現在なっております。
あまり先物市場では窓を開けてここまで落ちる機会はあまり経験もないほどの下落が短期で起きました。
週明けの日本のマーケットには影響が出てくるだろうと、現在は想定していおり、また為替市場においても同様に巻き戻しが起きています。
個人的にマーケット関連について配信している人間としての意見ですが、一番の問題と懸念事項は、金融所得課税の導入部分とこれまで強化してきたスタートアップ企業の政策の部分かと思います。
元々、石破さんの基本政策は、地方創生と金融引き締めになりますので、株式市場にはネガティブな印象を受けるのは当然の反応になるかと思います。
先物の値動きとして、スピード感は短期で前回のショックの時以上の速さで2,000円落ちましたので、全く歓迎されていないのと、客観的にマーケットを見るとプラス要因はないので、ナイトセッションでどこまで戻せるかという様な状況ですが、本日のサラバの後場については高市さん祭りで株が買われていましたので、逃げられていない投資家もかなり多いでしょうし、外国人からしても石破さんというのは誰だ?という反応にはなりますので、月曜日にそのフローが降ってくるのは仕方がない状況になります。
中々就任しただけで、ここまで株価を下げる首相もなかなかいないので、それはそれですごい総裁ですね。
こういった状況を踏まえて、石破陣営も経済政策については、他の人間に丸投げしてもらって、石破さんは外交に注力してもらうような政策にしてもらいつつ、金融所得課税の話は引っ込める形を取らないと、中々マーケットの反応としては厳しいのではというのが初見の感想になります。
その中で、ミクロで見ると、高市さん銘柄の巻き戻しはかかりつつ、石破銘柄である防衛や地元の鳥取銘柄についてはお金が入りますので、短期的な値動きとなるでしょう。
高市さんや小泉さんであれば、世の中の雰囲気やマーケットも良い環境になったはずで、個人的には非常に残念ではありますが、高市さんの期待プレミアム分が剥がれ落ちますので、月曜日の値動きが悪いようなところは潔くポジションはロスカットせざるおえない環境になるかなと思います。
ただ前回のショックで外国人のポジションも相当現物は投げられていますので、そこまで悲観になる必要はないですが、今後は石破さんの経済政策や閣僚人事を見つつになると思いますが、高市マーケットから石破マーケットになります。
マーケットを触る方からすると、絶望感を持っている方も相当数いらっしゃると思いますし、週末は寝られない方もいらっしゃると思いますが、週間分の巻き戻しで、日本株は仕切り直しでとポジティブ考えつつ、縁起悪いものは早急に処理していくという形で対応を急ぎでしていきましょう。
個人的には、月曜日は仕方がないとしても、その後ダラダラ下がり上がってこないマーケットであれば、危険なので、しっかりみていきましょう。解散自体も後ろ倒しになるかもしれませんので。
とはいえ、まだ何も石破さんの政策は開示されていないので、そこまでマーケットに対して悲観的には考えていないので、あくまでも高市バブルの巻き戻しが先物で起きただけですので、月曜日の短期的な処理を優先しつつ、米国大統領選も見越して下支えもあるでしょう。今回マーケット御祝儀はなくなりましたが、石破さんも立場が立場ですし、マーケットを全く意識しないというのはないと思いますので。
また、お隣の国は、巨額の景気刺激策で株ならなんでも買いまくれ状態ですので、短期的には色々やれることもあると思います。
また、石破さんにとっては、念願の首相なので、日本人としてどんな政策を敷くのか、どのような政権になるのか人によって捉え方は異なりますので、注目していきましょう。