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日本株について適当に書きました(9/2~)

8月の日本株は日経平均が月間で▲1.7%と2ヵ月連続で下落。

物色面では東証業種別で海運、鉱業、石油・石炭製品などバリュー業種が上昇上位に並んだ一方、電機や精密機器などグロース業種が下位に並んだ格好。
また原発処理水の放出に中国が反発したことを受け、対中関係悪化懸念から、インバウンド関連に売られるものが散見され、注視といった形。

東証33 業種別の期間騰落率(7/31-8/31) 
出所:Bloombergデータ使用

9月からは、夏枯れ相場の終わりとなり、過去の7-9月の売買代金を振り返ると、9月にかけて売買代金の増加が見られます。
その年により売買代金の水準は異なるため、「夏枯れ」相場の期間を定めることは難しいが、機関投資家の夏季休暇が終わり、マーケットに戻る例年の動きに変わりが無ければ、2023年も9月中には売買代金が回復に向かうことが期待できるかと。

23年は歴史的な上昇相場を見せた日経平均であるが、夏枯れ相場に入って以降は上値を抑えられる展開が続いており、ひとまず33,000円付近が上値のメドとなりそうではあるが、9月相場に入り市場参加者がマーケットに戻ることで、次の局面に向かうことが想定される。年前半のような外国人投資家の買いが再開されれば、更なる上昇相場への展望も期待できる可能性はあるが、米国等の外部要因には注意。

投資家センチメントの悪化要因が払しょくされ、日本株が年末高に向けた株価トレンドを回復するためには、秋以降の米景気のソフトランディングや中国の景気回復ペースの確度が高まり、米国株を中心に再度、先行きのバリュエーションの低下を織り込む相場展開になることが必要だろう。

加えて、海外及び個人投資家のリスク許容度の改善自体も年末高の重要な鍵になろう。

日経平均株価は6月の高値から調整色を強めるとともに146円台まで円安が進展したことにより、足元ではドル建ての日経平均の調整が円建てを上回る。海外及び個人投資家のリスク許容度の改善を機敏に掴む上でもドル建て日経平均や東証マザーズ指数のトレンド改善のタイミングに注目。

また、9月末の中間配当に向けて、好利回り銘柄を物色される可能性が高く、高配当株は底堅さも魅力である。日経平均構成銘柄のうち配当利回りの高い50銘柄から構成される日経高配当株50指数は、日経平均が調整色を強める中でも堅調な推移となっている。

日経平均・高配当50指数
(トータル・リターン)の推移 
出所:Bloombergデータ使用  

利回りの高さに加えて、権利取りの買い需要にも注目したい。

予想中間配当利回りが高い銘柄は権利付き最終売買日(9月27日)に向けて権利取りの買いが想定される。先回り買いがパフォーマンスに繋がると期待される。

具体的には、商船三井やLIXIL、ソフトバンク、長谷工、日鉄、武田薬品等高配当銘柄は存在する。

個人的な投資テーマとしては2点。

①インボイス制度
10月1日よりインボイス制度(適格請求書等保存方式)がスタートする。

インボイス(適格請求書)とは、売り手が買い手に対し、正確な適用税率や消費税額を伝えるもので、インボイス制度が開始されると、税率や消費税額を明記した適格請求書の発行が義務化され、正確に消費税の計算ができるようになる。

具体的には、モノやサービスを販売した際に売上金と一緒に預かった消費税から、仕入れなどで支払った消費税を控除することが出来るが、これがないと原則として仕入税額控除の適用を受けられなくなる。

登録を受けた課税事業者のみがインボイスを発行することができ、これまで課税売上高が1,000万円以下で消費税の納税が免除されていた事業者も、登録を検討する必要がある。

6月調査の日銀短観では、特に中堅・中小企業で23年度のソフトウェア投資が増加する見通しとなっており、制度の開始もきっかけに、企業が人手不足の中で業務効率化に向けたDX化加速の動きとみられる。インボイス制度への対応に限らず、これを契機に経理のデジタル化に繋がっていくと期待される。

対象銘柄は、3923ラクス、4478フリー、4733OBC、4443Sansan、3994マネーフォワード辺りになり、請求書管理システムや会計ソフト関係が本命

②ワールドカップ
ラグビーワールドカップ2023フランス大会が、9月8日から開催される。
前回19年大会は日本で開催され、日本チームはグループステージの4戦を全勝してベスト8に進出するなど躍進した。

ラグビーワールドカップが商機として期待されるのは、ラグビーウェアのトップブランドである「カンタベリー」は8111Gウィンの傘下にあり、日本代表の活躍とともにユニフォームなどの応援グッズへの売り行きが期待されよう。

その他、注目したいのがパートナー企業で2502アサヒは同大会のワールドワイドパートナーとして試合会場でビールを提供する。

同パートナーは6社のみに限られており、これまで欧州系企業が大半を占めていたが、アサヒビールはその分野に割り込んだ。その他応援に集まる場所を提供する、3030HUBも業績の影響はある

普段は、note等に書かない内容は無料でLINEに配信していますので、良ければ参考にしてください。

普段はマクロ(ファンダメンタル)を使ったトレードやテクニカルトレードは資産管理会社等で行ったり、私の場合は本丸運用ではないです。

どちらかというと、アービトラージやイベントドリブンメインの少し特殊なものに寄せた形でリターンを取りにいきます。

個人投資家でもできるようなものは、いくつかピックして教えたりはしてますので、興味があれば聞いていただけたらと。

一応、個人投資家で効率が良さそうなものに限定して教えてますが、商品として出していないものもたくさんありますので、それは個別にお問合せください。

参考までにしていただけたらと思います。


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