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いざ、noteオフ会へ 大阪〜京都〜浜松横断の旅
8月19日~21日まで、note仲間のSkyBlueさんと一緒に大阪へ行ってきました。目的はnoteオフ会 in 大阪。
キッカケは、7月末に東京・清澄白河のカフェ「ginger.Tokyo」でおこなったオフ会でした。ほぼ初顔の中年おじさん5人が集まって、大好きな音楽の話をしだしたら、むちゃくちゃ盛り上がってしまい、もう楽しいの何のって…。味をしめたお調子者の私がSkyBlueさんに、関西にも沢山のnote仲間がいらっしゃるから、いっそ大阪でもオフ会やりませんか?とお誘いしたところ、「いいよ、暇だから」と快諾してくれました。
「いつ行くの?」「再来週です。」「マジかよ。」そんな訳で急遽、大阪行きの計画を立ち上げることになったのです。
が、前にも書きましたが、私は大阪へ行ったことがありません。集合場所、お店の手配などは現地の方にお願いするほかありません。そこで私が頼ったのが、Takeshi Tadaさん。
noteではサザン・ロックとロカビリーを中心に幅広いジャンルのアナログ盤を紹介。アメ車とオートバイを愛する、生まれも育ちもネイティブ大阪人の方です。
連絡を差し上げたところ、何とわざわざ2日間休みを取って、我々を大阪案内までしてくださると。誠に恐縮ですが、ご厚意に甘えることにしました。
ここから参加メンバーを集い、メールにて急ピッチで打ち合わせを重ねていきました。
8月19日(初日)
〜Tadaさんとの初対面〜
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新幹線で新大阪駅に到着したのが午前10時。改札までTadaさんが出迎えてくれるという話ですが、SkyBlueさんも私も当然会ったことはないから、顔が分からない。どうしよう。でもビックリするくらい直ぐ分かりましたね。立ち姿からアメリカ南部ロックらしいオーラが出ておりました。
「初めましてー!」
「ようこそ!」
ウェルカム・トゥ・大阪とばかりにTadaさんのもてなしで、先ずは駅構内のマック、いやマクドでコーヒーを。ここでお互いの自己紹介となりました。
「よっしーです。」「SkyBlueです。」
Tadaさんは、お好きな音楽ジャンルから察してかなり豪快な方かと思っていましたが、非常に物腰が柔らかく心優しい。そして一本気でマジメな性格でした。
「サザン・ロックの中でもね、オールマン・ブラザーズ・バンドちゅうのは特殊な位置にあるというのが私の考えでして……」
「へー、なるほど」
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さて、新大阪から梅田へ電車で移動。
Tadaさんの案内で地下街を歩きましたが、ここで分かったこと。梅田の地下街ってハンパなく広くて複雑なんです。私、地図を持参しましたが、地上を歩かないから全く役に立ちませんでした。
Tadaさんいわく「大阪の人間はこの辺りは地下を歩いて移動するんデスワ」。そういえば大阪って東京より暑い。そのせいか、地下街の冷房がメッチャ効いてる。正直寒い(笑)
それから街を歩いて感じたことですが、大阪の女の子はカワイイ!いやマジで。
東京と何が違うのか、私なりに分析してみると黒髪の女の子が圧倒的に多いんです!尚かつナチュラルに美しい。光の加減で光沢を帯びる漆黒のサラサラヘアー。うむ、美しい。歩きながら目を奪われます。
「SkyBlueさん、今すれ違った子、可愛かったですよー!」
「あぁ、おっぱい大きかったね。」
「僕、色白でむちむちした子には弱いんですよ。」
「Tadaさん、どうでした?」
「これ、あんまり知られていないんやけどデュアン・オールマンってね、実はグレイトフル・デッドのジェリー・ガルシアとも関わっていて……」
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〜ディープ!大阪レコード販売術〜
さてさて、今回の旅のもう一つの目的が大阪のレコード屋巡りです。私がピックアップした店にTadaさんが連れて行ってくれると言うので、店名、住所を口頭で伝えると素早くスマホで場所確認。ショートカットで道案内。これが全くムダがないのです。
何を隠そう、Tadaさんの本職は運送業。何処をどう行けば最短か、瞬時に計算してしまう職業スキル。いや、ホントに助かりました。
初日は4件ほど回りましたが、大阪らしい強烈なインパクトだったのが某ジャズ専門店。
扉を開けて入ってみると、コッテコテの大阪弁の店主が、定位置に座った常連客とマンツーマンの世間話。とても一見客が入れない状況です。しばし商品を物色…が、驚くべきことに、殆どの商品に値札が付いていない!!何?一律同じ値段なのか???
恐る恐る「あ、あの、これ幾らですか?」
「ハイ、お客さん、うちのニュー・ルールなんですぅ。これから値段決めますわ。持ってきてぇ」
「はぁ?」
何とこの店では、その都度、客が選んだ盤の状態を店主が見てから値段を決める、という謎のシステムらしいのです。私も色んな地方のレコ屋に行きましたが、こんなの初めて。さすが大阪。
「お客さん、このクリス・コナーちょっとノイズ入るわ。ホントは5800円やけど3850円にしとくわ。もう1枚は、う〜む、これは大丈夫。2ndプレスやから3000円やね。」
凄い、言い値です。
しかも会話が巧み。
何処から来はった?、神奈川?神奈川からよくお客さん来はるんですぅ、私もクリス・コナー大好きやで〜、1番好きかもしれん、ロック好きなの?ほんなら〇〇って店エエらしいよ、あそこな、社長変わりよったから良いもの安く置くようになったらしいんやて、知らんけど、ほんならお客さん、半端の50円引いとくわ……。
2枚とも買っていました。まんまとノセられました。何なんでしょう、あの大阪弁の言葉のグルーヴ。苦手な方もいるでしょうが、私は割と好きかも。コッテコテなんだけど、嘘がない。不思議と自分も心を開いて気分は上々。ん〜、大阪人は商売が上手い!?
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〜第1回大阪noteオフ会、ついに開催!〜
さて、オフ会は18時にディアモールの円形広場にて集合という約束でした。我々3人が待っていると、らしき方が一人、二人集まってきます。
「もしかして〇〇さん?、どうも初めましてー!」
全員揃ったところでTadaさんが予約してくれた大衆居酒屋に移動。集まったメンバーはSkyBlueさん、Tadaさん、よっしーの3名に次の3名の総勢6名。紹介します。
大阪主夫さん
私の1コ上で、noteでは世代感を共有できる唯一の味方。但し懐古主義の私と違ってエド・シーランを観に行くような柔軟派。メタル好き。出身は北海道・旭川だけど文字通り、大阪在住の専業主夫。爽やかな笑顔がまさしくイメージ通りでした。
夢野剛さん
お付き合いは長く、プログレ、ジャズ・ロックにも強く、noteでは独自の視点でロックを語っておられます。70年代ロックのリアルタイマー。最近は小説も執筆。映画も詳しい。約束通りジェフ・ベックのTシャツで来て下さいました。いつもニコニコ。大阪在住。
Ryoさん
言わずもがなの洋楽カバーで知られるnoter。歌以外のすべてを演奏、動画編集もこなし、海外の方ともコラボされるマルチな才能の持ち主です。本職は音響関係。音には滅法煩い。今回は奥様も挨拶に顔を出してくださいました。ありがとうございます!
「カンパーイ!」
雑多で周りが騒々しい場所は、初顔合わせの我々にはピッタリ。はじめは互いの記事の感想から探りを入れるも、あっという間に打ち解け合って、気が付けばコアな音楽の話、サッカーの話……あちこちで話題が混線。カオス状態。いやぁ、盛り上がりました。
後半、席移動して議論は更に白熱。私は目の前に座るRyoさんと唾を吐き散らし合いながらストーンズ論、昭和の飛行機事故など熱く語り合いました。
皆さん、普段のnote記事から浮かべるイメージとはまた違った一面をお持ちでしたね。奥行きを感じます。人間は面白い。やっぱり、実際に会うのは違います。
そして、あっという間にタイムアップ。店を出たあとも名残り惜しくて仕方ありません。ダラダラと駅へ向かって歩き、一人、また一人とお別れして、最後に残されたSkyBlueさんと私をみかねたRyoさんが、何と奥様の車でわざわざホテルまで送ってくれました。
「雨やからね、今日は」と一言、さりげない心遣い。Ryoさん何と優しい(泣) ホントにありがとうございました。
ホテルに戻ってフリースペースにて、SkyBlueさんと私はコーヒーを飲みながら火照った心をクールダウン。
「来た甲斐あったね。」
8月20日(2日目)
〜京都noteオフ会 with Lonesome Cowboyさん〜
昼間はSkyBlueさんはご友人と会うらしく、私はTadaさんと心斎橋のレコード屋巡り。
夕方に再び円形広場で集合しました。
この日の目的は京都でLonesome Cowboyさんとの飲み会。盆明けの平日は忙しいかも!?との連絡を頂き、ならば我々が伺いましょうと、Tadaさんもお誘いして、3人で京都まで出かける計画を決めていました。
阪急電鉄に乗って京都・某駅まで出向き、予約して頂いたお店に18:30前に到着すると、あの、Lonesome Cowboyさんが待っていてくれました!
Lonesome Cowboyさん
カントリー/ブルーグラスに造詣が深く、米国SSWを中心にアメリカのルーツミュージックに根ざした音楽の愛好家、探求家。海外生活の経験もあり、英語も堪能。音楽書籍の原書や歌詞を翻訳して紹介するnote記事は、音楽ファンの学びの場になっています。
どんなシビアな方かと多少の覚悟もしましたが全くの取り越し苦労。杞憂でした。非常に話も楽しく、ざっくばらんで、相手の話にじっくり耳を傾ける誠実な人柄でした。酒も食も進むと一気に打ち解け合い、話したいことが交通渋滞。皆、順番待ちです(笑)。私は多少興奮しすぎて暴走しました(恥)
と、ここでLonesome Cowboyさんからレコードプレゼントのコーナー!
京都までやって来た私達のために、聴かなくなった盤を10枚程持ってきて下さったのです。1枚、1枚ジャケットを手に、どんな盤なのか、その時代背景、買った理由、どうして自分には響かなかったのかなど、あのnoteでの博学で理知的、論理的な説明で紹介してくれます。
「これ、よっしーが貰っていいですか?」
「これはSkyBlueさん、どうぞ」
「Tadaさん、これ好きそうですね〜!」
スペイン料理が並んだテーブルで、中年男達がキャッキャしながらレコードを譲り合う光景、想像して頂けますか?かなり滑稽です。店の人も引いてたかも。でも料理は美味かったなー。
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たったの2時間では話し足りずに2次会へ。Lonesome Cowboyさんの引率で近くのBarへ移動。ここでも会話は弾み、音楽以外の互いの人生観?にも話は及びました。初対面なのにいくらでも話していられる。まるでジャムセッションのようです。
Tadaさんが明日からお仕事なので、適当なところでお開き。楽しい時間は直ぐに過ぎてしまいます。駅まで歩き、改札で一人一人に固く握手をして下さるLonesome Cowboyさん。熱いものを感じました。改札をくぐった私達に最後まで手を振り続けておられました。
阪急梅田駅まで戻ると、Tadaさんともここでお別れ。今回の大阪オフ会のセッティング、レコード屋案内とこの2日間、本当にお世話になりました。私はずっと一緒でしたので、色々な話をすることが出来ました。
「次はいつ来はるの?」、涙が出そうです。
いや、今度はginger.Tokyoに案内しますよ。
8月21日(3日目)
〜浜松noteオフ会 with rakudaさん〜
最終日は、お昼に浜松にてrakudaさんと会う約束。これはSkyBlueさんが連絡を取ってくれました。rakudaさんが食事する店を予約して下さったそうで、昼ごはんの時間には着くように大阪を出発しました。
浜松には12:15過ぎ到着。
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さすがYAMAHAで有名な楽器の町です。駅構内にグランドピアノが堂々と鎮座。所謂、ストリートピアノですが、高級そう。
ロータリーまで行くと、車でrakudaさんが迎えに来てくれていました。
「初めましてー!」
rakudaさん
noteでは、フォーク好きの少年が、学生時代に軽音楽サークルに入ったことからバンドにハマり、やがてセミプロとして80年代初頭にヤマハ・ポプコンで入賞するまでのお話を書いておられました。現在もバンド活動継続。Drums担当。サッカー大好きおじさん。
rakudaさん、まったくのイメージ通りの飄々とした方でした(笑)。車で20分ほど走った、優雅な店のお座敷で昼ご飯。ここまで2日間のオフ会の報告もしましたが、話はやがてrakudaさんがnoteを始めた理由について。
そもそも、自分の過去を記す備忘録のつもりで始められ、自分が居なくなった後に息子さん達が読んでくれれば…位の気持ちだったそうです。ところが読者の反応が良く、コメントで繋がっていったと。ちなみに現在は、AI技術を使ってプロの音源に自分のdrumsを足す動画を投稿されています。皆、それぞれのスタンスがあるんですね。
お昼ご飯をお世話になってしまい、磐田市のガラス工芸、屑鉄工芸を見学してから、隠れ家的なカフェでお茶を。クラシック音楽が流れて、猫が一匹寝てるちょっと変わった手狭な店でした。
rakudaさんとSkyBlueさんは、大好きなサッカーの話題で持ち切り。互いの息子さんもサッカーで良いところまで行ったらしい。
私はサッカーは分からないので、クラシックのレコードを物色しました。
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3人の記念写真を撮ってもらい、夕方には浜松駅に。車の運転席からrakudaさんが握手してくれました。
「寄ってくれて、ありがとうね!」
またお別れです。新幹線は混んでおり、別々の席に乗車。新横浜でSkyBlueさんとも別れて、長い二泊三日のオフ会の旅は幕を閉じたのでした。
〜おわり〜
今回私の勝手な発案から、突然の押しかけに付き合って頂いたnoteフォロワーの皆さん、本当にありがとうございました。底無しに楽しい時間でした。素晴らしい思い出が出来ました。
初対面でしたが、どなたもnoteでのやり取りの蓄積があったから、コミュニケーションもスムーズだったと思います。これから更にオフ会の輪が広がっていくといいですね。
長文になりましたが、今回の旅はどこも端折ることが出来ず、書き残しておきたかったのでご容赦を。今後は皆さんの記事を読む時に顔と声も同時に思い出すことになりそうです。
あー、楽しかった。でも、まだ大阪を十分見た気がしません。行けなかったレコ屋もあるし(笑)。皆さん、また会いましょう。