転職して1年たった振り返り

この記事は Feedforce アドベントカレンダーの19日目です。

昨日は、中村さんの「4年間の通勤というモノから解放されて」でした。

私も会社徒歩圏内に住んでいます。
とはいえ、ほぼリモートワークなので恩恵を享受しているかは微妙なところですが、黙々と作業しているとオフィスにいると自然と雑談も生まれていいなと思うことがあります。
Zoom でもミーティングはできますが、いろいろと落ち着いて出社できるようになった時が楽しみです。

さっそく、本題です。

私は、2020年1月に入社して、EC Booster のエンジニアとしてサービスの開発に携わっています。

転職してもうすぐ1年が経つのと、アドベントカレンダーのタイミングということもあり、遅めの転職エントリーを書くことにしました。
(8月頃に半年たった時に書こうとしたタイトルだけの下書きがありました。自分以外に追い込む状況がないと動かないのはいい年して考えものです。)

転職のきっかけ

端的に言うと、仕事のベクトルが変わったとでも言えばいいでしょうか。
仕事をする中で、サービスや関連するものに対しての理解を深めながら開発したいと思うようになりました。

前職は客先へ常駐するタイプのエンジニアをしていました。
前職には経験・知識がない状態で転職で入社し、3年弱働いていました。

入社後、3ヶ月は研修として、Java やら Web アプリ開発の勉強をした上で、客先で仕事をするようになりました。
しばらくは、覚えることに必死でやりたいことも浮かびませんでしたが、半年が過ぎた頃から技術的な勉強をしようと思い始めて、 JavaScript の勉強をしたりしていました。

3ヶ月そこらの研修で、Web アプリの知識が当然網羅できるわけでもないですし、何より28歳で0ベースでエンジニアに転職したので、焦りもありました。
加えて、未経験なので、給料は振り出しに戻るような感じだったので、焦りを加速させた理由の一つだったと思います。
業態としてもフリーランスに近く、自分の実力が上がれば、給料にも反映される仕組みということもあって、自然と勉強する方向に進んで行きました。

ここまでは、自分に意識が向いていて、あまり自分の会社を考える余裕はありませんでした。

なんでそう思うようになったのか?

今になって思い返すと月並みな表現ですが、帰属意識が低くなったというか、帰属意識を高められるポイントが自分の考えでは浮かばなかったということなんだろうと思います。

仕事にもなれて、心に余裕ができて周りを目が向くようになったり、後輩のメンターになって1on1をしたりするようになったあたりから、自分が会社にどれくらい貢献できているのかが気になってきました。

売上の面では営業とは違って、身一つで複数の案件をこなすことはできないので、必然的に、自分の単価 = 売上になるわけで、個人がどれだけ成長しても単価 +α にはなりにくいです。

+α があるとするなら、自分が年長者になって、複数人で客先へに派遣されるケースですが、業態的にプロジェクトまるごとということは稀なので、以下同文という感じです。

自分が会社の中でポジションを作ることができなさそうだな、と思ったのであって、他の人は違う考えを持っている人も多くいると思います。
むしろ、重要なミッションは自立して技術力を高めて、客先でパフォーマンスを発揮することですし、未経験からでも有名な企業で働くチャンスもあるという点では、エンジニアとしては、魅力的な部分も多いと思います。

転職してみて、今はチーム(サービス)としての売上なので、個人としての売上としての貢献度は見えなくなりました。
個人としての成果が見えやすいことも考え方によっては、プラスになるんだなと思えてきました。

やりたいことはできているか?

1年経ってみてどうか?という話ですね。

サービスや関連するものに対しての理解を深めながら開発したい

体感としては、5割くらいできていると思っています。
EC Booster では、メインの開発をモブプロで進めています。
※ 詳しい開発の流れは、 feedforce Advent Calendar 2020の「半年モブプロしたらチームが大きく成長した話」を見てみてください。

モブプロをすることで、サービスに関する知識をキャッチアップしながら開発できているので、コンテキストの乖離が生まれにくい環境だと思います。加えて、その中で気づいたことをすぐに反映させることもできるので、自分の意見も取り入れてもらえている点では、やりたいことはできていそうです。

本筋ではないですが、入社して2ヶ月と立たないうちにコロナが広がり始め、フルリモートで仕事をするようになりました。
リモートワークは、信用貯金をすり減らすと言われますが、そもそも貯金があったかもわからない状態で突入して、今まで破綻せずに開発できているのは、チームで一丸となって取り組んできた成果だと思います。
前職の客先含め、今までで一番心理的安全性が高いチームです。

環境は整っていると感じる一方で、残り5割はなぜできていないと思っているのかというところです。

1つは、広告がとても複雑なドメインであるということです。
サービスの性質上、広告(Google 広告)と密接な関係にあります。
広告を出稿すると一言で言っても、裏側では複数のサービスを API を使って仕組み化することが必要です。
そのため、広告(と関連するサービス)と API の理解が必要になります。
大変さを伝えたっかたのですが、語彙力不足が否めないですね。
Feedforce Developer Blog に Google Ads API についてまとめてられているので、こちらも見てみてください。

もう1つは、自分が今のチームでどんなポジションにいたい、が決まりきってないからだと考えています。
技術的なところももっと伸ばしたいし、チームビルディングとかも興味あるし、もっと先にはマネジメントとかも。。。となって、その時々で向いている方向がバラバラで客観的にみて、優柔不断です。
目標がふわっとしているので、やってきたことを自己評価しにくくなっていると思うようになりました。
目標のためにやったことであれば、もっと価値ある行動になり、目標にも近づくのでモチベーションも上がるはずです。

フィードフォースでは、FFバリューという大事にしている価値観があります。
その中でも、「チームファースト」という部分が先に挙げた自分のポジションを考える上で中心になっていると思います。
個人でガリガリと開発するよりも周りと協力して、サービスを安全に運用できるようにすることで、サービスの改善に集中できるようにしていきたいです。

まとめ

後半は転職エントリというよりは、ポエムじみた内省になってしまいました。。。

色々書きましたが、目標を持ってやればやりたいことが実現できる環境にいるので、転職してよかったと思っています。
来年はこんな暗い反省を書かないようになっていればと願うばかりです笑

乱文を最後まで読んでいただいてありがとうございました。

明日は、Yutaka KAWAI さんの「何かへの愛を叫びます」です。

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