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2024年 年頭のご挨拶

皆様、新年あけましておめでとうございます。皆様におかれましては、新型コロナウイルス感染症も5類に移行し、以前のような年末年始を過ごされたことと思います。

昨年は、4月に院長に就任しあっという間の9か月間でした。リバーサイドの職員の皆さん、倉敷中央病院の皆様、未熟な私を陰に陽に支えていただき本当にありがとうございました。今年もご協力、ご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

新年に当たり今年の抱負を述べさせていただきたいと思います。
今年の目標は「コミュニティホスピタルを目指そう。」です。
私は就任以来、「地域に密着したかかりつけ病院になろう。」と発信してきました。それをもう一歩進めたものが「コミュニティホスピタル」という概念だと思っています。
従来の病を見る病院から、地域の方々の生活を守る病院、言い換えると「地 域の方々が安心して暮らすための中心的役割を果たす病院」への進化です。

当院の医療圏の水島、玉島地区でも今後ますます高齢化が進み、独居や80.50問題などで生活に不便さや不安を感じる方々が増えていくと思います。
このような状況の中で我々のような中小病院は、今までのように来院される方々の診療を行うだけでなく行政、地域のケアマネージャー、介護福祉施設と連携し、こちらから地域の方々の間に入り生活環境の整備を支援したり、かかりつけ病院がない方の健康を守る必要があると思います。

このような活動が、病気を持たれている方の重症化の予防や、地域全体として入院される方の減少に貢献できると思っています。そのためには、院内の意識改革や組織改革、人員確保、周囲の様々な方々との信頼関係づくりなど課題は山ほどあります。
具体的に進めていくと、課題の多さに「無理なのでは。」と思うこともあると思います。しかし私には、「やればできる。」という信念があります。まずやってみることが、全ての進歩の始まりと思います。皆さん、一緒に一歩進みましょう。小さな歩み の積み重ねこそが大きな目標を達成できる唯一の方法だと思います。

私は今年もこの倉敷市鶴の浦から夢を発信していきたいと思います。
皆様今年もよろしくお願い申し上げます


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