【DANCE】Holger Czukay/Sdetenland
2018.01.29
ブログを始めようと思ったキッカケとなった曲を1番最初に紹介しようと決めていたので脈略もなくこの曲について紹介します。
Holger Czukayの公式HPについて
Holger CzukayはCANというドイツプログレ史の枠を超えて世界中のロックバンド〜ヒップホップアーティストにまで影響を与えた重要なバンドの創設メンバーであり、ベーシストです。
あまり知られていないと思いますが、これはホルガー・シューカイの公式HPと思われるものです。
誰が作ったのか、運営していたのか謎なんですが、とにかく仕掛けが多すぎて更新されていないのに毎回見ても飽きないんで是非訪れて見てください。
自分的にはこういったホルガーのお茶目な姿にはめっちゃアガります。
ちょっとアインシュタインに既視感を感じます
(亡くなってしばらく経ってからはこのようになっています↓。もう↑の写真は見れません。)
こういうホルガーが使ったっぽいサンプリング音源がDLできたり、
(他にも音楽・動画DLできるっぽいけどほぼramファイル)
http://www.czukay.de/collabs/projects/audio/africana/africana.mp3
(HP更新されてからはDLできません。代わりになぜかワンカップがHPの不具合を強く訴えてるページになってました↓)
彼の徒然ダイアリーや、小噺、ポエム、師であるシュトックハウゼンについての記事もアップされていたりします。貴重ですね
あとweb camってのがあるんですけど何か撮られているのかな?
(ああもう何も見えなくなっている・・)
彼は数々の有名曲を残していますが、
今日紹介する「Sdetenland」という曲はあまり知られていないのではないでしょうか。
ブルガリア歌唱をサンプリングしている曲ですが、曲のタイトルはドイツ語で「スェーデン地方」という意味。ブルガリアなのに…
12:49〜Sdetenland オリジナルver.
ワールドミュージックにたくさんの影響を受けていた彼の曲の中でも自分的にはこのパーカッションの独特のリズムや、ダブっぽいベースライン、(P.I.L.のJah Wobbleがベースで参加しています。)
ブルガリアンボイスの入ってくるタイミング、重ね方歪ませ方など超ツボです。
これならDJでかけてもフロアで踊れると思うのは私だけでしょうか。
サンプリングネタはこちらの曲だと思われます。(と、他の曲も混ざっているっぽい)ブルガリア合唱の代表曲の1つ「ピレンツェの歌」
vimeoにはこれの原型ともなりそうな曲が落ちています。
この映像もComputer animationですが、ローファイvapor waveみたいになっています。首飛びすぎ
さらになんとこの曲はRemixが出ています。
一番最初に作られたのは2014年にGroenland Recordsのリイシューセット用だったようですが
昨年バレアリック伝道師Paul MurphyのClaremont 56からもリリースされています。(やっぱフロア向け)
ただ正直に言って、マジでオリジナルとの違いがわからない。
Holger が40年近くに渡って思い溜めていた気に入らなかった部分をほんのちょっと修正しました、的な感じに自分には聞こえますが、どうでしょうか。
余談ですが、Claremont56 10周年記念アルバムから出ているアルバムに収録されている
Bison(ホルガーと奥さんのユニット)の曲も最高です。
Remixの人選よ!
正直これを書くまで、Baldelliまで同じ記事に名前が出てくるとは思っていませんでした。
勉強なるわ
プログレという枠に収まりきらないクラウトロック・・素晴らしい
※ホルガーは奥さんに先立たれ、最後は孤独死だったそうです。音楽史に数々の功績を残した素晴らしい人でした。最後を思うといたたまれません。素晴らしい音楽をありがとうございます。あなたの残した功績は永遠に語り継がれるでしょう。
※この情報量、リンク貼り貼りしながら、noteに向いてないと思ってきた。