10月の読書メーター感想まとめ
僕にしては、10月は本を読んだ方でした。ポッドキャストで歴史を面白く学ぶコテンラジオを聞き始めて、歴史や歴史上の人物に興味が出てきたのでそれに関する本を読んで見ました。
読んだ本8冊
読んだ量1717ページ
感想8件
ナイス45ナイス
NHKスペシャル 失われた文明 マヤ (NHKスペシャル失われた文明)
感想: これまで読んだNHKスペシャルの本が科学的なものだったせいか、それよりも叙述的?情緒的?な記述で、読みやすかった。1人のディレクターだけで無くて、3人3パートの構成も視点が変わってよかった。写真も多いし。映像でみたいな、NHKオンデマンドかな。多くの都市国家の構成で細く長く続いた文明が、覇権国家が出てきて最盛期に人口が増えすぎて、逆に環境が耐えきれず崩壊っていう、研究による考察が有り得そ過ぎて笑う。今の地球を暗示しているようだ。で、完全に消えるわけで無くて一部の落ち着いた生活している人は細々残るという。
ガンディー 獄中からの手紙 (岩波文庫)
図書館で借りたけど、読んでる途中から感銘を受けて、手元に置いて読み返したいと思ってすぐAmazonで注文してしまった。糸車もAmazonで売って無いか検索したけど、無かった。多分ガンジーの思いと逆のことしている自分に笑えてくる。この本自体は凄い短いし、ガンジーの思想に触れてみるのに手にしやすくていいと思います。ガンジー自身はその後思想の変化があったので本来なら書き直したかったとまえがきで書いているので、これがガンジーの考え方全てを表しているわけではないようです。読みやすいが、その思想は深く温かく厳しい。
ヒンドゥー教の本―インド神話が語る宇宙的覚醒への道 (NEW SIGHT MOOK Books Esoterica 12号)
挿絵や写真が多くて読みやすかった。ガンジーの事が知りたくてヒンドゥー教に手を出しました。儀式や修行法の細かいところはサーと読み飛ばしたが、インド全体的にある死生観が少しは理解できた気がする。ユダヤ教からキリスト教が世界中に広がったのは反対に、ヒンドゥー教の中に起こった仏教が逆にインドではほとんど絶えてしまったのが不思議だったんだけど、庶民の感覚やカースト制などの制度がヒンドゥー教に合ってたのかなと思いました。まあ、仏教は他の国で十分広がっていたけど。輪廻中で解脱を目指すその方法を探る歴史をみました。
古代マヤ文明不思議物語
なんかマヤというかメソアメリカの文明の遺跡とか文字とかに惹かれてしまうのは何故なんだろうと思う。同じモンゴロイドだからなのか、現在の文明と、いや同時代の他の文明とも全然違う文化だからなのか。正確な暦や高度な天文学を持つのに、神話の中のような価値観が魅力なのか。スポーツ負けたら生け贄とかどういう思考回路なのか。
ガンジー―インドを独立にみちびき、非暴力によって世界を変えた人 (伝記 世界を変えた人々)
児童図書読みやすくて助かる。しかし、簡易に書きすぎて逆に良くわからないこともあるのだなと思いました。キング牧師を読んだのでその続きで読みました。これほどまでの愛ある精神力の強さは宗教から来るものだた思っていますが、カースト制があるヒンズー教にそのような考え方があるのか知らない。ヒンズー教を知りたくなった。
キング牧師―黒人差別に対してたたかった、アメリカの偉大な非暴力主義の指導者 (伝記 世界を変えた人々)
児童図書読みやすくて助かる。ポッドキャストでキング牧師を聴いて、非暴力の考えとはそういう事なのかと感動して、より知りたくなって手に取りました。死をも覚悟した非暴力の圧倒的正義の前では、暴力や差別を無効化してしまうという凄いロジックに頭をガツンとやられました。知識格差に対する荘子の「学断てば憂いなし」のような。でも、それはとんでもない精神力と忍耐力が必要で、そのための宗教なんだろうけど、その心内を少し想像しただけで、読んでいて涙が出てきた。私は自分のために歩くのではない、子や孫のために歩くのです。
人新世の「資本論」 (集英社新書)
半分まで読んで辛くなって止めました。この本が進まないせいで、他の本も読めないので。恥ずかしながらこういう社会的な話が難しくて苦手なのがわかりました。あと、筆者は人間の本質を根本的に理解していないように思えて、どうしても耐えられませんでした。人間は、完全なる平等など求めていないと私は思います。騙し、嘘つき、出し抜き、貶める、これらは褒められたものでは無いが立派な人間の一部だ。それを否定した理想的社会は本当の人間の社会なのか?それを皆が賛同するとでも考えてるのか。また時を置いて読み返したいとは思います。
続「超」整理法・時間編―タイム・マネジメントの新技法 (中公新書)
FAXを有効利用するとか書かれてて、ちょっと古い感じするけど、根本の考え方は全然古くない。面白く読めました。だいたい私の職場なんか未だにFAX多用しているし。人は時間を空間としてしか捉えることが出来無いとか、時間管理は最適化問題であるとか、僕にとっては凄い考えさせられました。遠い予定や締切は軽視しがちなのは、より意識した方がいいことだと、改めて意識させられた。他人の人間の時間も大切にしなさいというのも良い提言だと思う。僕はこの本のシステムをそのまま取り入れないけど、読んで良かったと思える本だ。
ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございます。良かったらスキ、フォローをしていただけると大変嬉しいです。今後も、思ったことをつぶやいたり、挑戦したことを継続的に記事に書いていこうと思いますので、またぜひ見に来てください。