ほないこか、のソロドラム。銀(シルバー)にまつわる話、負けん気も、深夜書店。
‶こまったときは、遠くをみつめて、。〟
‶過去、も未来も超えていくものを。〟
時代の変遷(へんせん)に流されながらでも、場所が変わろうとも寄り添うようにあるのかもしれない。
老母が住居でこれまで大事にしまっていた新品の銀(シルバー)のスプーン、フォーク。
いわゆる銀(シルバー)のカトラリーというもので、。
新品だから綺麗だし、細部まで精細な模様もいい感じだった。
逸品、。
ネットで販売する?。
いやいや、そ~ではなく。
bar営む幼馴染友人にこそゆずって、活躍させてほしいと、、。
そう思った。
べ、別に、銀磨きでピカピカに磨くのが大変であるからとかではないんやで~、(汗)。
とは云っておきたかったが、、(笑)。
やはり、こういったものが息を吹き返すごとくに活きてこそだ。
bar営む幼馴染友人にと、。
居心地のいいところで活用されるのは、清々(すがすが)しい。
そんなわけでのカトラリーを贈りたいというのもあって店に行った。
美味しいえびせんべい、スタッフご一同に食べて欲しいしそれもいっしょに。
えびせんべい推(お)しの俺(詩人)だった。
今現在こんな社会情勢のなかではあったが、。
幼馴染友人の系列店にも寄った。
そ~いった、情誼(じょうぎ)みたいなもんをいうてる時代でもないのがいまの社会情勢、と残念を云ってくれる腕毛の濃い店長のいる見晴らし最高のカフェ&bar店にも顔をだしてから、。
幼馴染友人のいる本格的barへと行った。
美酒を飲みながら、いいひとときを過ごした。
幼馴染友人の本格的bar。
カウンターでシェイカーを麗(うるわ)しくふる美人娘さんを前にそれに見惚れつつも、えびせんべいは、ふやかして食べるのが美味いから!なんて言って失笑させたりしながら、彼女とあれこれ話した。
それで気づけたことがあった。
「負けん気の強さ」について。
昨年からゴルフをはじめてる美人娘さんであるからして、筋肉痛に腕をほぐしていた。
ゴルフの練習にも励んでいる様子が微笑ましかった。
コースまわったときの成績はどうやったとかも、訊いてみた。
美人娘さんは現在でもじゅうぶんに若いけれど、もっと若いころの、、。
そそ、その負けん気の強さを俺(詩人)は知ってた。
競技へのこだわり、走ることやボウリングといったものとゴルフの感覚は違うにせよ。
あれこれ話してると、彼女本人も忘れてたくらいに「負けん気の強さ」が弱まっていた。
それがええとか、あかんとかの話ではなくて。
「負けん気の強さ」。
競技にせよ何にしても、くやしさがなくなって清々(すがすが)しい心地になること。
そういった歳月を経てこそに、薄れるものがあれば、濃くなるものもある。
心美しい決意を持って生きる、。
たとえば、美貌なんかにも影響するんかも、ってな。
それで、朗(ほが)らかさも生命としての美しさにつながっていくのかもなぁ~、ってことに気づけた、少なくとも俺(詩人)は。
女性、って特にそ~いうもんなんかな、と。
負けん気を弱めることが、色気につながるのかも。
ところでPG ALTAのマイクシリーズ、ドラムの録音に最適なPGADRUMKIT7で、ソロドラムをレコーディングしている動画を観た。
ほな・いこか、ゲスの極み乙女で、ドラムス担当。
インディーズバンド、マイクロコズムのドラマーでもある
「さとうほなみ」名義で女優やタレントとしても活動している。
音の出し方が心地好い。
女性でこそに映えるもんだと、感じた。
動画の素材として使いやすいように当たりさわりのない叩きかたをしてるところも、。
スネアに、考えるな感じろ‼︎と書いてあるのもよかった、(笑)。
評論家たちのコメントも愉快、本気で叩いてないのがわからん者もいるらしい。
動画↓。「PGADRUMKIT7で録る!ほな・いこか ソロドラム」1分38秒
心美しきもの。
仕事を遂行するために自分自身を鈍感(どんかん)にしている。
この日はその帰り、もう一軒寄りたい店があった。
俺(詩人)が住まいしている地域にある串カツ屋さんだ。
この日はそこに友人の歌人が、はるばる来店していたからだった。
住居近くの倉庫片づけに友人の歌人が手伝いに来てくれたことが、きっかけでいくようになった店だ。
同世代の美人女性が切り盛りしている。
幼馴染友人の本格的barからそちらへと向かう帰路の電車のなか、まえの座席で若い恋人たちが乗ってた。
好き、。
愛してる、。
週末の電車。
恋人たちがささやく、みたいに寄り添っていた。
‶こまったときは、遠くをみつめて、。〟
‶過去、も未来も超えていくものを。〟
時代の変遷(へんせん)に流されながらでも、場所が変わろうとも寄り添うようにあるのかもしれない。
想い、。
「負けん気の強さ」。
負けん気を弱めることが、色気につながるのかも。
また考えつつ、イヤホンで動画視聴してスマホをいじくってたら・・なんと!俺(詩人)は快速に乗っていたことを忘れていた。
降りるべき駅を乗り越して、、。
気がつけば、他県の駅。
と~ぜん、引き返す電車は終わっていて、降りた駅にタクシーはやってこなかった。
てなわけで友人の歌人が、はるばる来店していた俺(詩人)が住まいしている地域にある串カツ屋さんには間に合わなくなった。
時間的にも県を越えて行ってくれるタクシーはその駅には来る気配もなかった。
ソロドラムのシンバルが響いて、ほないこか、って感じか、。
歩くしかないか、と。
駅から離れて、だいぶ歩いてみた。
すぐ住宅地帯になり、コンビニ店すらもないところになった。
そうなると、スマホのナビゲーションを頼りにして、暗い道路でも進んだ。
歩いた。ひたすら歩いた。冬空の下。
くそったれ野郎だった昔の俺だったなら、すぐに誰彼かまわず連絡してたかもしれない。
迷惑かえりみず、頼ってたかも、。
けど、歩いた。
たっぷり想いを馳せて、歩いた。
深夜の夜道。
出かけるときは、いつだって着けている手首の銀(シルバー)のブレスレットがいい感じにゆれてくれる。
暗がりの道路、後ろからトラックなんかが勢いよく走ってくると、擦れ擦れだったりして身の危険を感じた。
「奪えるもんやったら奪ってみせろや、この生命を」なんてカッコつけて生きてきたつもりのくそったれ野郎が、身の危険を感じてるのが、笑けた、愉快にも。
手首の銀(シルバー)のブレスレット、をカチャカチャといい音させて暗がりの道路わきを歩き続けた。
この銀(シルバー)のブレスレット、。
「詩人」だった面影に、「詩人」ではなかったむかし、むかしの俺が贈ってもらったものだ。
花のように笑う笑顔、といっしょに。
ずっと、ずっと昔に。
「詩」、なんてものは俺には未来永劫、この胸に響くことなんてない、って。
花のように笑う笑顔、をやがて奪うことになる俺に。
詩人で恋人だった面影がくれたもの、。
‶こまったときは、遠くをみつめて、。〟
‶過去、も未来も超えていくものを。〟
銀(シルバー)のブレスレット、がきらめいてゆれてた。
「負けん気の強さ」も、。
だいぶ歩いた。かなり歩いた。県をまたぐ勢いで歩いた。
世が明けるころには、どこぞの駅に着いて始発乗れるくらいに、。
帰ったら、えびせんべい、ふやかして食べたいなぁとか愉快な気持ちで。
‶かっこええってことは、
どんだけ
かっこよくないってことを
知ってる?
かっこよくないってことは、
どれだけ
かっこええってことを
知ってる?〟
面影の詩の一節、。
彼女はずっと、ずっと遠くにいってしまったけど、。
歩き続けていたら、いつか、、。
心美しい決意を持って生きる、。
『生きなあかんねん、あんたはな。・・生きな、生きなあかんねん。』
銀(シルバー)のブレスレット、がきらめいてゆれてた。
車のライトに反射して。
振り返ったら、暗がりの道路を空車のタクシーがええ感じで、後ろから走ってきた。
思いきり腕をふって、手をあげた。
けっこう、通りすぎてから止まってくれた。
手をふって走っていった。
銀(シルバー)のブレスレット、をいい音で響かせて、。
運転手さんはてっきり事故かなんかだと、思ったそうだ。
俺(詩人)が電車乗り過ごして、駅からそこまでの延々と暗い道路を歩いてきたことには驚いていたが、、。
ちょうど遠距離客を乗せてからの帰りだったらしい。
府内への帰路にまた乗せていけることを運転手さんも喜んでくれた。
いい運転手さんで、住居地に到着して釣銭を両替してくるとかでコンビにいって、温かいお茶を買ってきてくれてご馳走してくれた。
支払った額も後でわかったことだが、乗り過ごした駅から、住居地域までのタクシー運賃全額の半額近く安かった。
時間かけて、けっこう長距離歩いたってことにもなる。
強がりでも、負けん気でもなく、
その時間は、それほど辛くなかった。
‶こまったときは、遠くをみつめて、。〟
‶過去、も未来も超えていくものを。〟
時代の変遷(へんせん)に流されながらでも、場所が変わろうとも寄り添うようにあるのかもしれない。
動画↓。「Hona Ikoka/Sato Honami(Gesu no kiwami otome drummer) Drum Solo」9分10秒