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小林聡美のエッセイと風呂場で転んだ話

なんというか全然調子が出ないので、なんか軽いエッセイでも読むか、と小林聡美さんの「東京100発ガール」を購読(電子)
小林聡美といえば、年代的には「やっぱり猫が好き」だろう。もたいまさこ、室井滋と3姉妹を演じたシチュエーションコメディ。

自分がもし芸能界に入るなら、小林聡美の立ち位置がいいな〜なんて考えていた(あほくさ)。三谷幸喜と結婚した時も「やっぱりね!この絶妙さがいいよね!」と一人納得していた(離婚した時は残念だったが)
ちなみに友達からは「(三姉妹の中では)あんたの雰囲気はもたいまさこだ」と言われたが、もたいまさこを目指すにはまだまだ修行と覚悟が足りない…

映画「転校生」もよかったなぁ
私はこれで尾美としのりのファンになったのであった。そういえば昨今話題の「不適切にもほどがある」でも尾美くんが話題になってたようだから、意外に好きな人多いのかもしれない

もとい
「東京100発ガール」は日々のくだらない(笑)出来事が、小林さんらしい肩の凝らない文章で綴られたエッセイだった。あとがきにもあったけど、うんうん一生懸命書いたんだろうなという悪戦苦闘ぶりがよかった。

とほほな雰囲気は、阿佐ヶ谷姉妹のエッセイにも通じるところがある。阿佐ヶ谷姉妹の方は、「なるほど芸人的構成力」を感じたが、小林さんはやはり女優だからか、割とストレートに日々の奮闘ぶりを書いていて、noteで一般の人が綴っている日記と通じるところがある。

この軽妙さがいいのかもなぁなどとぼんやり考えながら、朝、服を着替えていたら、あいたたたと脇腹が痛んだ。

そう、昨日行きつけの温泉で私は見事に転んで、したたかお尻と脇を打ったんだった。露天風呂から室内に入る入り口が、昨日に限って妙にぬるぬるしており、「あ!」と思う間に足を取られてすってんころりん。裸のおばちゃんが転倒、なんて目も当てられん…

慌てて周囲を見渡せば、その時いらした2名のお客は、ちょうど洗髪中で背を向けており、私は忍者のように素早く起き上がり、何食わぬ顔をして風呂を後にしたのであった。



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