オーディション合格を決める！？歌やダンスよりも重要な要素とは？

SNSに投稿したダンス動画が芸能事務所の目に留まり、今や世界的な人気アイドルグループであるTWICEの一員になったモモさんの経歴は有名ですが、ダンスが上手かったことが芸能事務所の目に留まった要因であったと考える方も多いようです。

KPOPアイドルのオーディションに合格するためには、もちろん歌唱力やダンススキルは欠かせないものの、実はそれら以上に重視される要素が存在します。

韓国のKPOP業界では、オーディションの段階での歌唱力やダンススキルは、世間で思われているほど求められていないのです。なぜなら、合格した後に徹底的にトレーニングを行い、誰でもある程度は上手くなることが期待されているからです。

ビジネスとして考えた場合、芸能事務所にとってアイドルは商品やサービスの一部であり、そのブランド力を高めるために、人間性が非常に重要な要素となっています。長く活躍できるアイドルは、人気を維持できるだけでなく、多くの収益をもたらすことができるのです。

また、アイドルを芸能事務所の社員として考えた場合、素直で自己成長力が高く、何事にも前向きに取り組む姿勢がある方がマネジメントしやすく、ポテンシャルが高いと見なされます。自分の意見の主張も大切ですが、組織の一員として取り組む意識を持つことも重要です。

芸能事務所にとって、アイドルをトレーニングすることは投資です。そのため、投資した効果が最も重要であり、オーディションで発見された投資対象に投資を行い、お金を生み出すことが、芸能ビジネスの根幹にあることを忘れてはなりません。

以上のことから、KPOPアイドルのオーディションに合格するためには、歌唱力やダンススキルは重要ですが、それら以上に、人間性やマネジメント能力、ポテンシャル、そしてトレーニングに対する意識や成果が求められていると言えます。

TWICEのモモさんは、たしかにダンスのクオリティが高かったのだとは思いますが、事務所として”この子に投資をしたら儲かる！”と思わせる何かがあったことは間違いありません。