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北欧の男女平等

スウェーデンの通信機器メーカの社員だった頃、ストックホルムの本社へ何回か出張に行きました。その時のオフィスのトイレは、男女の区別はありませんでした。私が出勤していたビルでは少なくとも、男子用のトイレは、という質問すらナンセンスで、「は?」と言われるだけ。

私の知る限り、だれも、何も文句をいわず、何の問題もありませんでした。いつも奇麗で清潔なトイレでした。便座クリーナが付いていました。手洗いも個室内にありました。

日本から出張できていた女性社員だけが、いやそうな顔をしていました。

スウェーデンでは、男女平等が日本より遥に徹底しています。ストックホルム空港のトイレは、男女の区別はありましたが。

(蛇足)
私の机があったオフィスのトイレのドアは、言われなければ、トイレと分からないようなデザインで、男(ズボン)女(スカート)のマークも無く、最初は、会議室のドアかと思いました。換気がいいのか、無臭でしたし。

トイレの前は、きれいな広いオープンスペースで、無料のドリンク、果物やお菓子が置いてありました。トイレのドアからテーブルまで数メートルはあったかと。でも、それだけ。

置いてあったバナナが、まだ青く堅そうで、スウェーデン人はこんなバナナを食べるんだと思ったことを思い出しました。それとも、家に持って帰って食べていたのか?

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