アノマリーライフ(上/下)を読んで
2025/1/6 発売
【アノマリーライフ(上/下) 著者:日高ショーコ】
毎月毎月少女少年青年TLBL問わず結構な数のマンガを読む自分ですが、ちょっともうこのマンガにおいては文章に起こすしかなかった
すっっごいマンガでした…
ジャンルはBLなんだけど、いや違うBLとかそんなジャンルで閉じ込めちゃだめだって個人的には思いました
なんせ一回読んだだけじゃちょっと分からん。「え???????」が溢れる
いやこれは多分私の読解力の無さのせいです
ごめんなさい
ただね、いくら読解力ある人でも一回読んだだけじゃ細部の繋がりまでは理解できないのではないかと、、何度も何度も読み返したくなる。間違いない。
"未来が見える晶"と"過去が見える蛍"のお話。
子どもの頃から互いを助け合いずっと一緒にいた2人だけど、ある時から離れてしまう。
離れて10年、寝ている晶の元にふと現れた【実体のない蛍】。晶に「助けてほしい」と告げます。
不安になり蛍の部屋を訪れた晶が見たのは今の蛍ではなく、【血塗れで倒れている未来の蛍の姿】でした。
心配した晶、当の本人と連絡を取ろうとしても全く連絡が取れません。
•この【実体のない蛍】が何なのか
•なぜ【未来の蛍】が血塗れなのか
•なぜ【今の蛍】と連絡が取れないのか 等など
上巻を読んでいる時にはたくさんたくさん疑問が湧いてきました。
さらに上巻を読み進めると、"未来が見える晶視点"の話だけでなく、"過去が見える蛍視点"の話も入ってきます。
はい、ここら辺からですね。
おん???????????これはどっちのなに????????????どこから繋がってどこに向かってる?????????
頭大パニック
いや〜〜〜〜もうこの混乱も楽しかった笑
ただ、下巻を読み進めたら頭の中を占めていた疑問は一つずつ答えが見えてきて、繋がっていきます
あ、だからここでこうしてたのか!
その行動にはそういう意味があったのか!
そこに繋がるんか〜〜!!!!!
気持ちいい!!!!!!!!!!!!!!!
B【未来が見える晶が動いた世界線】
A【過去が見える蛍が動いた世界線】
2つの世界線が存在するんだけどなぜAとB反対なのかというと、Aでの蛍がいなければBで動く晶は存在しないから、かな?
あくまで自分の解釈です。
これ読んでも意味が分かんないですよねいやいいんです分からんくていいんです
実際に読んでください
ちなみにパニックになった自分がやったこと
とにかく整理しました笑
全てのネタバレになる画像になるので最後に貼りますが、、
もう自分はここまでしないと理解できない、、といいうか、
整理してでもこの素敵な作品をきちんと理解したい
という気持ちしかなくて。
最初に言ったようにジャンルはBLなのでそういう展開も最後の最後にありますが、いや違う。
なんかもうそういうジャンルじゃない。
ミステリー?サスペンス?ホラー?謎解き?
んん、、分かりません。が、ただただすごい面白い!!!!!!
これだけです。笑
結果、いろいろな世界線が存在したアノマリーライフの世界。どの世界線でもきっと晶と蛍は最終的には2人でいるんだと思う。
どこでどう動いたかで彼らの未来は複数分岐し、存在する
それは作品の中だけの話ではなく、現実にも言えることで。
自分には過去も未来も見えないけど、今何をするか、何をしないかで未来は分岐するし、世界は変わっていくんだよなぁとそんな気持ちになりました。
2つの世界線が存在するアノマリーライフ、めちゃくちゃ読み応えあるので興味がある方ぜひ読んでみてください!
ちなみに自分が整理しようとしたメモ
これは一部でまだ続いてます、、、マンガ読みながらこんなことしたの初めてでした笑
今読み返してもよく分からんし自分の解釈すぎるけど、この繋がりや解釈を考える時間が好きでした。