Sc.191 本物はうなる
歯医者に行くついでに、そのほかの病院もこの際ハシゴしたろと勢いで有休を取ったあと、行きたかった病院が水曜休診と知る。
差し迫ってない診察に対する己の甘さの露呈だな。
しゃあないなと休みを甘受することにして、友人が勧めていた石岡瑛子展のチケット予約をしてある。イェーイ。
休みだけど他の人は普通の日なので普通に起きてご飯を作り普通に長男を送りに行く。
寒くて学校の池に氷が張っていて、長男としばし眺めつつ真似されると困るので触りたい衝動を抑えた。
一緒に触ればよかった。
歯医者で褒められてホカホカする。
私は歯が丈夫で良い歯だそうな。どんなに酔っ払ってもえずきながら歯磨きしてたもんな。
予約の時間まで少し早かったので美術館横の木場公園を散歩したが、何気なく踏み入れたにしてはめちゃくちゃ広大でびびった。
近所の保育園児達が何組も来ていて、こういうのを眼福として見るようになったなぁと思う。
石岡瑛子展は激推しの大変良い展覧会だった。大きな目標や野心への情熱、熱情、強い気持ちに突き動かされた結果としてのデザイン成果物は、世界を変えたい人の片鱗に触れた感じを受け、久々に皮膚がビリビリした。
話題作りや手軽にバズりたいために小手先で生み出されるものばかりに囲まれていたらイカンな、と強く思う。
2時間半たっぷり見て、美術館のレストランで優雅なランチをしてやると鼻息荒く向かい、優雅と量と価格のせめぎ合いに吟味を重ねてランチコースにした。
コースのメインに肉料理でなく魚料理を頼めるようになるのはいつだろう。大人っぽいよね。
1人で電車に乗り美術鑑賞して1人でご飯食べるのって、感染リスクめちゃくちゃ低いよな、これから「パァ〜っと」やりたい時はこれやなと思った。
小田急の新車両に乗れて、モーター音がこれまでのより少し高い?!などとワクワクしている自分にめちゃくちゃ乗り鉄みたいやなと思った。
買い物をして帰ると長男のお迎えにちょうどいい時間で、久々に長男を1人で迎えに行く。
「プレゼント」と学校で取った小松菜をくれた。わーい。
夜ご飯、豚こま肉をどうするか考えあぐね、一度レンコンに挟んでみたもののレンコンの枚数が足らず、もやしと刻んだレンコンと豚こまに味付けして片栗粉で繋いで握って焼くやつにした。その他カニカマサラダや糸コン炒め煮など。
次男はカニカマが好物だ。
庶民の子らしくてかわいい。
夜はゲームをして夫と話をして寝た。
明日、休み明けで月曜みたいなのに木曜!?が出来るのが楽しみだ。
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