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ソウルのホーム スジンの家との出会い〜プロローグ

2017年12月
初めての韓国農家滞在から約2ヶ月後、私は再び韓国にいました。
と、言っても食材調達の出張なのでソウルに3泊だけ。

今回も宿泊はAirbnbで。
立地と家の雰囲気、質問への返信の速さと高麗人参を風呂場で洗ってもOK、と言う事で今回はマポにある家に決定。

夕方に到着しセルフチェックインで1人家に入り荷物を置いたら、料理家の先生に教えてもらったお店で「私日本に住んでたんですよ〜」と話す店主にうんうん相槌を打ちながら牡蠣ピビンバに舌鼓を打つ。
隣もお一人様の女性がホヤ定食を食べていて、誰かとご飯を食べる事が当たり前だった韓国も変わりつつあるのだな、なんて考えていました。

この頃、出張に行ったら必ず初日の夜はカフェに行き「無」になる、と言う事をしていました。
日本では夜にカフェに行ってゆっくりするなんてした事なかった。
なのでソウルでカフェに行き、ただただひたすらにボーーーっとするのが最高の癒しだったのです。

望遠洞の小さなカフェで(その名もsmall coffee)ひたすら無になり、家路に着きドアを開けようとしても中々開かない。
暗証番号は合っているのになぜ?と思っていると後ろから「なんで開けられないんですか?」と、ちょうど仕事帰りのホストが来ました。
なんで開かないのかこっちが聞きたい。
どうもコツがいるらしく、結局ホストがヒョイっと簡単に開け一緒に入室しました。

ホストは同年代くらいの男性で建築事務所で働いていました。
元々幼馴染と2人で始めたairbnbだったけど、幼馴染は故郷の済州島に帰ったので今は1人でやっている、と。
お互いについて話しをしているともう1人のゲストが帰って来ました。
彼はタイ人の若者。
明日にはタイに帰ると言う事で、3人で色々喋っていたらあっという間に深夜になり、突然ホストが「ラーメンを食べよう!」と言い出した。
日本にいる時はこんな時間にラーメンを食べる事なんて無いのに、韓国だと平気で食べてしまうから不思議。
普通の乾麺なのに、キムチと一緒にみんなで食べると、とてつもなく美味しい一品になるのも不思議。

東京の自宅で目覚め、ソウルの初めて訪れた家で眠る。
毎回渡韓初日は、同じ日と思えないくらい長い1日だ。

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