聞こえないきょうだいをもつソーダの会のきっかけ
2018年4月にSibkotoシブコト障害者のきょうだいのためのサイトの投稿からスタート
(投稿より)
「聞こえないきょうだいをもつSODAソーダの会」を作りました。
(旧「聴覚障害のきょうだいをもつSODAソーダの会」)
SiblingシブリングOf Deaf。シブリングは英語で「きょうだい(兄弟姉妹)」という意味です。
かずこと申します。難聴の弟がいる、聞こえる姉です。
単純に「同じ立場の方と話してみたいな、出会ってみたいな」という気持ちです。
1対1では何人かの方に会ったことがありますが、3人以上で会ってみたいと思います。
この会が私以外の人にとって必要かどうかはわかりませんが立ち上げてみることにしました。
「自分もSODAソーダ!」という方は、せびシブコトに会員登録をしてコメントを残してくださるとうれしいです。
SODAソーダはそれぞれ似たエピソードも違うエピソードもあるだろうなと思います。
私は表情や身振りがオーバーで話し方は口を大きくゆっくりです。
子どもの頃、「てれび」など物に名前のシールが貼ってありました。
母の絵日記は力作でした。ときどき、飛び出す絵本でした。
弟とはよく取っ組み合いのけんかをしました。で、怒られました。
「聞こえるから」「聞こえないから」という言い方は嫌です。(「お姉ちゃんだから」「弟だから」も)
口パクでバカと言って弟を怒らせて、私何もしてないのにと親に言ったことがあります。
音楽は苦手、カラオケは音痴です。
大学生の時は手話サークルに入りませんでしたが、後で大人のろう者や手話通訳者の方に会って興味を持ちました。それはソーダの自分を出しやすい世界であることと関係があると思います。
ソーダっているんだ、飲み物のソーダと同じ名前だと覚えていただければ幸いです。
いろんな色があるようにいろんなソーダ、いろんな気持ちがあります。
コーラのような黒だってサイダーのような白だって。その時、その時でも変わります。
私は姉の立場ですが、兄や弟、妹の立場はまた違うような気がします。
ちなみに、豆知識ですが、歴史で習った幕末の偉人の吉田松陰の15歳年下の弟も聞こえなかったそうです。
ぜひ、お知り合いにSODAソーダがいる方にはこの会のことをお伝えください。
ようやく、聞こえないきょうだいをもつSODAソーダの会を作れたことに感謝します。
2018年4月設立 かずこ
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第1回「聞こえないきょうだいをもつSODAソーダの会」(2019年1月14日)とNHK「ろうを生きる難聴を生きる」
※聞こえないきょうだいをもつSODAソーダの会の名称について
当初は聞こえない・聞こえにくい、コミュニケーション方法などを包括する趣旨で「聴覚障害」としました。
しかし、代表の個人的な考えとして、やはり「障害」という言葉をあまり使いたくないこと、「聞こえない」にはできないという意味が入りますが「デフ」「デフネス」はまだ「何ですか?」と訊かれることが多かったことなどから、子どもや一般の方にもわかりやすいように「聞こえない」としました(身体的な意味で「聞く」の漢字にしました、「聴く」ではなく)。
SODAソーダという言葉がCODAコーダと同じようにひろがりますように!!
聞こえないきょうだいをもつSODAソーダの会ホームページとご連絡先はこちらです!
「きょうだい」がいつか辞書などにも載るコトバになりますように!!