kozuka

アンコールワットの町在住/学生時代に移住→来年で在住30周年/変わりゆくカンボジアが楽しい

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アンコールワットの町在住/学生時代に移住→来年で在住30周年/変わりゆくカンボジアが楽しい

最近の記事

横浜バー夜の人間模様 ファイルno.6

ある日ふらりと現れた色白の女性。観光客とも在住者ともつかない独特ないでたち、一人カウンターに座り焼酎水割りを飲んでいたが少しして打ち解けるといろいろ自身の事を話し出した。 昔からカンボジア好きで何度も来てたんです。いつか暮らしたいと夢見てたけど手に職もないしお金も必要だし…それで頑張って職業資格取ってやっと現地に就職先を見つけました。大変でしたけど目標がはっきりしてたし楽しかったですね。途中で結婚や出産もあったけど周りの理解もあり晴れてカンボジア在住者。今すごく毎日が幸せで

    • ちゃんと話せてなかった病のこと。自分メモ#6 振り返りと最近の様子

      うつのきっかけになったと考えてる首(頸椎)の痛みから2年が経とうとしている。 ------------------------------------- その後仕事も少しずつ再開できてる。 時が経ち改めて振り返ると、頸椎の痛みを無理に頑張り通したことでうつ病に進行したのだと思い出す。 自分の体力や健康を完全に過信していた結果だ。 早い段階で精密検査が必要だったが、実際には甘く見ていたし過信していた、忙しかった、、、結果そういうことだった。 数ヶ月前にまた首の痛みが再発

      • ちゃんと話せてなかった病のこと。自分メモ#5 療養そして現在

        そんなこんなの数ヶ月でひと段落ついて、あとは療養の生活が始まる。 療養と今の生活 ある日の1日。 朝パソコンを開き少し仕事、せいぜい1-2時間程度。あまりこん詰めると脳が疲れるので短時間で必要なことをさっと終わらせる。 昼を食べたら日によっては午後ジムに行き、そのあとサウナ。夕方から気が向けばお酒を飲みに行ったりすることもある。その後は夜寝るまで動画を見たり。 側から見れば優雅な生活に見えるかもしれない。 早く治らないかなあ、もう大丈夫かなあ、の思いで少し動くけどやっぱり

        • ちゃんと話せてなかった病のこと。自分メモ#4 抗うつ薬

          少し躊躇した抗うつ薬のこと。 抗うつ薬スタート 病気なんだから仕方ない、と観念し抗うつ薬を飲み始める。 最初は副反応があって辛いけど我慢して1ヶ月と続ければ良くなってきますよ、と言われたけど僕はそれほど強い副反応はなかった。 ————— とりあえず周りの環境、やらなければならない仕事をどうするかが問題で、でも働かない頭と体ではどうしようもない。 周りには本当に迷惑をかけたが、多くの知人友人が辛抱強く献身的に理解、協力してくれ、助けてくれ助かった。おかげでなんとかほぼ片付

        • 横浜バー夜の人間模様 ファイルno.6

        • ちゃんと話せてなかった病のこと。自分メモ#6 振り返りと最近の様子

        • ちゃんと話せてなかった病のこと。自分メモ#5 療養そして現在

        • ちゃんと話せてなかった病のこと。自分メモ#4 抗うつ薬

          ちゃんと話せてなかった病のこと。自分メモ#3 診断

          zoomを使ったカウンセリングで日本にいる専門の方に診てもらうことになった。昨今の在宅ワークやオンライン会議の普及でこのようなことにも便利が普及していて嬉しい。 飛行機で日本に行く気力は無かったから本当に助かった。 診断 カウンセラーの女性は僕より少し年上で落ち着いた喋りが心の不安を取り除いてくれるタイプ。 これまでの経緯と症状を伝えると、僕と同じように悩んでる人が世の中にたくさんいることを教えてくれた。 先生によると、ストレスが体の痛みを引き起こし、結果としてうつ病に移行

          ちゃんと話せてなかった病のこと。自分メモ#3 診断

          ちゃんと話せてなかった病のこと。自分メモ#2 症状

          涙が止まらなくなった件でようやく事態を察し、カウンセリングを受けることになるまでの経緯。 症状 働かない思考と動かない体。 例えるなら、風邪引いて熱出して頭がぼーっとした状態で数日学校を休んでる時のよう。 体はだるく気力もなく、ただ横になっていたい。 明るいところはダメで薄暗いところが良い。たまに腹減るけど食欲なし。 大丈夫?具合はどう?ゆっくり休んで。まあ深く考えずに。 周りが心配してくれる。ありがたいことだ。 対して何の感情も言葉もない、頭がぼーっとして滑舌も悪いがな

          ちゃんと話せてなかった病のこと。自分メモ#2 症状

          ちゃんと話せてなかった病のこと。自分メモ

          久しぶりにnote。 この一年うつと向き合ってました。 自分メモ用に書き残しつつ、同じ病で悩んでいる方にも共有したい思いで。 経緯 ある日寝違えたかのような強い首の痛みが始まった。2022年12月ごろ。 最初は気にもしなかったがなかなか改善しないどころか日々悪化していく。 次第に左腕も連動して痺れるようになり、指先まで痺れる。バイクを運転すると振動のせいか腕から首が痛くて我慢できない、何をしててもじっとしてても痛い。 現地の病院で診てもらうがよく分からないと痛み止めの薬を処

          ちゃんと話せてなかった病のこと。自分メモ

          横浜バー夜の人間模様 ファイルno.5

          「自分の場所があるっていいなあ」 彼女はカウンターに片肘つきあまり通らない声でぼそり呟いた。ある夜ふらりと現れた少しあどけなさの残る猫顔の女性。長いことジンを飲んでいたが、店をぐるっと見渡すと堰を切ったように身の上話を始める。 自分の場所があるっていいなあ。私は自分の場所を持つのが夢なんです。それはいわば待機場所みたいなところで… ちょっとわかりにくいですよね。 私は子供の頃、家にいつも人がいない環境に育って。親は離婚し母が毎日仕事に出て家には姉と私の2人だけ。小さな電気ひ

          横浜バー夜の人間模様 ファイルno.5

          横浜バー夜の人間模様 ファイルno.4

          ある日、一人のカンボジア人男性が来店した。こんばんは、と日本語を話すので少し面食らったが、たまたま店を見かけて入ってきたと流暢な日本語で話す。随分日本語上手いですねどのくらい勉強したの?一通り話してからオーダーを聞くが何も聞こえなかったように話をそらす。同じことを3度目くらい、何か様子がおかしいと思った矢先シャツの汚れや鞄にこびりついた泥が目に入った。もしや…。 あの、そろそろ何かオーダーしてもらわないと、、男は相変わらず歯切れが悪いがしばらくして言うに払えるお金がないと言

          横浜バー夜の人間模様 ファイルno.4

          横浜バー夜の人間模様 ファイルno.3

          20歳になる次男坊がふらりと店に遊びに来た。カンボジア人の前妻との子で離婚してからかれこれ15年、ちょくちょく会ってはいるが日に日に成長し大人になっていく姿は頼もしい。元妻とは20代前半にプノンペンで出会い一目惚れ、国際学生スピードデキ婚のウルトラCを果たした。周りは反対したけど一大決心でカンボジア移住、その後二人の男の子をもうけ仕事も順調、全てが順風満帆に見えたが結婚生活はいつしかお互いを傷つけあうことに終始するようになる。詳しくは割愛するが妻の強すぎる嫉妬が原因だった。

          横浜バー夜の人間模様 ファイルno.3

          横浜バー夜の人間模様 ファイルno. 2

          先日雨の夜一人で焼酎を飲みにきた女性。ガラガラの日を見計らってまた来ちゃった…と少し照れ顔。何杯か飲んで帰ろうとしたけどちょうど居合わせたお客様さんに呼び止められ話が盛り上がりそのまま閉店までご機嫌で過ごした。カワイイカワイイと褒めちぎられ、いえいえ私なんて全然かわいくありません勿体ないお言葉ありがとうございます、あなたこそ素敵です年齢より全然若いですねキャハハハと上機嫌で快活でこんな楽しそうな笑顔するんだなあと今までの暗い表情が吹っ飛ぶ程の新しい発見をして何だかこちらまで嬉

          横浜バー夜の人間模様 ファイルno. 2

          横浜バー夜の人間模様 ファイルno.1

          雨の夜一人で焼酎を飲みに来た若いカンボジア人女性。いつも人が多いから入りずらかったが今日は誰もいないのでふらっと入ってきたと言う。カウンターに座り焼酎水割りを飲み始めるなり別れた日本人の恋人について語り始めた。彼を本当に愛していたの、でも…彼には家族がいる。だから私は身を引いたのに忘れられない。あんな人に出会ったことがないの。悲しくてお酒飲みに来たんだ… バーテンさんカンボジア語ペラペラね!びっくり。何年いるの?私は全然日本語出来ない、ねえ私に日本語教えてくれない?ああ、彼

          横浜バー夜の人間模様 ファイルno.1

          シェムリアップ でラーメンバー経営 スタッフ編3

          前回からの続きです。カンボジア人と上手く付き合う方法を経験を交えてピックアップしてます。 4. カンボジア流を徹底的に研究する 日本の仕組みや考え方が優れていると思うのは当然かもしれないし、何しろ自分が日本でやってきて成功体験のある方法であればあるほど再現したいと思うものです。ただそれを直訳して直輸入すると上手くいきません。カンボジアだとどういう風に考えて解決して落とし所とするのか、その辺は時間をかけてじっくり研究すべきです。その上で日本流(自分流?)を検討しスタッフとシェ

          シェムリアップ でラーメンバー経営 スタッフ編3

          幻の?平壌レストラン in シェムリアップ

          かつてシェムリアップ にかなり規模の大きい北朝鮮レストランがありました。写真の冷麺は2003年ごろのもの。後日移転して最大で500人は入ろうかという結婚式場のようなレストランになりましたが連日観光客で満席、好奇心だけで何度か足を運んだものです。ちなみに客のほとんどは韓国人旅行者でした。 事情は知らないけど外貨獲得のためか国交のあるカンボジアは彼らにとって重要な収入源の場に違いありません。 で、美味しい冷麺を食べていると急に店内に鳴り響く音楽と共にさっきまで給仕してた北朝鮮女

          幻の?平壌レストラン in シェムリアップ

          1995年のカンボジア 写真館 7

          当時プノンペンのオリンピックスタジアムはのどかで夕日の時間は地元の人が散歩したりウォーキングしたりと凄くいいくつろぎの空間でした。 世界一周のつもりで出た一年間の休学期間がそろそろ終わり、結局カンボジア で一年を過ごしてしまった当時にこんなこと考えてたんだなあと少し胸が熱い。まだ学生で進路や行き先に悩んでいたころ出会ったカンボジアのインパクトが強すぎて完全に魅了されてしまった。20代前半悩んで苦しんで考え続けて答えはないけど突き進んで…ていうのはすごく貴重で愛おしい時間だった

          1995年のカンボジア 写真館 7

          シェムリアップ でラーメンバー経営 スタッフ編2

          現地の人となかなかうまくいかない、何言っても響かないなどの悩みは誰でも経験することですね。ここではそれを解消するいくつかのヒントや考え方、付き合い方を私自身の経験を交えてお話ししてみようと思います。 1. 笑顔に弱い 基本笑顔が効きます。笑顔がいいと好かれ信頼され人もついてくる。逆にムスッとしてると敵対的な印象を与えいいこと一つもありません。日本と比べるとこの点はかなり重要なので笑顔作れない人は鏡を見て練習するとか?努力が必要。 2. 怒り方がある 穏やかにストレートかつシン

          シェムリアップ でラーメンバー経営 スタッフ編2