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日本に帰れない。帰らない。

皆さんは、バーグ条約というものをご存じでしょうか。

子どもを国から国に移動させたい時は
その子の母親と父親が絶対に同意していなくてはいけないというものです。

なので、
母親が父親の同意なしに
フランス旅行に連れて行ったり
日本に里帰りさせたりし、

父親が
移動した国に子どもたちが滞在中に
問題提起すると
母親は否応なしに刑務所に行きます。


私は弁護士から聞きましたが、
子どもが難病であろうと
もう片方の相手が刑務所の死刑囚であろうと
同意がないことを
片方の親が指摘すると
問答無用で刑務所行きだそうです。

国内の決まりではなく、
国際法なので、
法の力がかなり強いようです。


私はイギリスで二人の子どもを育てています。
彼らの父親は往復7時間かかる場所に住んでいて
新しい家庭を作っています。
うちの子たちの子育ては100%私です。
手助けは皆無です。


そんな状況ですが、
彼はバーグ条約を使って
私たちの日本での生活を禁止しています。


勝手に日本に子どもたちを連れて帰っている間に
彼が申し立てをすると
私はイギリスの刑務所へGOです。


なので、まぁ
私は彼からイギリスでの生活を
強いられている
と捉えることができます。


そう言えはするのですが、

事実は

彼が日本移住を止めようが止めまいが
私はイギリスでの生活をしていると思います。

私はここで生活したいからしています。
本当に。
好きでやってます。


イギリスの方が
しっくりきて
私のハートが開くからです。
(もちろん日本は大好きですが)


とはいっても、
楽ではないイギリス生活。
精神的にも肉体的にもシングルマザーをやっていくには
それなりの試練があります。


なので、
その度に私は

彼が日本に行かせてくれないから
私はしなくてもいい苦しみを味わっている

と思いたくなっていました。


彼からイギリス生活を強いられていると思った方が
問題の責任をごまかせたのです。

悪魔のささやきです。


私はイギリスで生活したいからしている
という事実を受け入れると、
自分の目の前の問題が自分の責任になってしまう
それだと辛すぎる、
そう思ったのです。



でも
これは逃げだと気づきました。


勝手に被害者の位置を取りに行こうとしていたんです。

全部奴のせいだ! と。



しかし
あるときから、

私は私の意思でここに住んでいる
私の今の現状は私が選択した結果だ
と受け入れました。
(自分を責める意味ではありません。)


すると、

苦しいどころか、
問題がすべて自分の手の中の領域に入ったような感覚になり
やってやろうじゃないかという気になり

自己価値が上がり

鼻の穴も膨らみました



自分が自分の人生の主導権を握れた気になったんです。


イギリス生活は
自分に課せられたゲームのようになり
何か障害があるたびに
徐々にクリアしていけばいいと思えるようになりました。


他にも

イギリスでの仕事のキャリアがないのも私のせい
英語が苦手なのも私のせい
体力がないのも私のせい


そしたら、

少しずつ地元の小学校で仕事経験を積んでみたり
英語の本を読み始めたり
運動を毎日やったり

問題が自分の手に届くものになったので
取り組める対象になったんです。


被害者のポジションに居たら
人ばかり責めて
責任転嫁して
何もしなくていいかもしれない



でも
それだと前に進めない。
身動きが取れなくなってしまいます。

問題解決する術が自分の範囲外にあるような気になるからです。


楽になろうとしてしていたはずなのに
逆に苦しいんですよね。


MOMOYOさんはこのことを以前にYOUTUBEで仰っていて
本当にそうだと
身をもって感じます。


私の選択で
今この生活をしている
この状況にいる

それを受け止めると

もう取り返しがつかない、

という気になったり

なんて自分は愚かだったのだ、

と過去を責めたくなったりするかもしれません。


でも違うんです。


あなたはやれるから
その状況にいる

それだけです。


いつでも問題は私たちの手の届く領域にあるものです。

もっと言えば、
マインドの領域なんです。


Spiritual Anatomy®︎オフィシャルプラクティショナー。
オンライン(Skype)での個人セッションを行なっています。
詳細は下記事務局までお問い合わせください。
pcsession@cocorocollege.com







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