見出し画像

私は太々しくて見苦しい女の子。

皆さんは、千と千尋の神隠しを観ましたか?

どのような気持ちで観られましたか?

あの映画には、いろいろな特徴的なキャラクターがいて、
私たちのいろいろなマインドが共鳴する作品なのではないかなと思います。


私の場合は
湯婆婆が可愛がっているを見て、

「あ、私みたい。」と思いました。

甘やかされている、世間知らずな大きな赤ちゃんです。


私は自分のことを
ずっと、

図体がでかくて甘やかされている人間だと思っていました。

子ども時代は
ずっと

小さくなりたい
小さくなりたい

と思いながら過ごしました。


自分に対する恥の感情にまみれて生きてきました。


ずっと、

私のやることなすこと
すべて、
声も体も何もかも、
気持ち悪いと思っていました。


そもそも、
私がこの世に誕生した時、
4200㎏を超える巨大児として産まれて
お相撲さんみたいね
とご近所さんから言われていたそうです。

私を産んだ母親は、
病気がちで、
やせ細っていました。

両親は働き者で、
私に何でも与えてくれました。


「大きくなれ、大きくなれ」
と言われながら育ち、
良く食べました。


両親から大切に育てられたのですが、

当の私が
心身ともに健康だったかというと
そうでもなく、

極度に人見知りで、
団体行動がとても苦手。

学校にいけない日が多くありました。

よく覚えているのは、
学校に行かずに
車の後部座席に一日中うずくまって
車の外で忙しそうに働いている両親の音を聞いている思い出です。


こんなに図々しくて
怠惰で、太々しくて、ずる賢い、
両親の命を吸い取るような子どもでごめんなさい。

学校にいけない日は
そう思いながらずっとうずくまっていました。

両親は私を咎めることは一切なかったのですが、

うんざりしているんだろうな
と思っていました。


私は
自分をもっと咎めて生きていかなくては、

私みたいな存在は
肩身を狭くして生きるべきなんだ

と決意していました。


母は私に
「小さいころから幸せになってはいけない、とよく言う変な子だったんだよね」
と今でも不思議そうに言います。




そんな私に学校に行きたがらない息子が生まれました。

すごく頑固で気分屋。


私は言いたくなりました。

「そんな子は太々しくて見苦しい!」
「そんな負け犬いりません!」
「恥を知りなさい!」
「そんな子は何の恵みも与えてもらう資格はありません!」


私が私に言っていた言葉です。


無理やりにでも学校に行かせる日が続いていました。


でもある日、
Spiritual Anatomy®を学んでいるので
自分に矢印を向けました。


私は私の自分へのセルフイメージを息子に投影していました。


私は自分のこと
太々しくて見苦しい存在って
ずっと思ってたんだな、

人から罰を受けてもしょうがない
人から好かれなくても仕方ない
何もかも取り上げられても当然な恥ずべき存在なんだ

と思って生きてきたんだということが
大きな悲しみと一緒に見つかりました。



それで、
改めて息子を見てみると、
彼は良くやっていました。


とても感受性が強くてよく体を壊すけれど、
真面目だし
友達も大切にするし
優しいし、
ひょうきんで楽しい人。


息子への私の叱咤の思いは
私自身のセルフイメージからの
過剰反応でした。




私は本当に太々しくて見苦しい存在なのかな。

そう思って自分を改めて見てみたら

ただ、私にも

得意、不得意があったり
体調に波があったり
感受性が強かったりしただけで、

そもそも、
結構な厳格な部分もある親で
甘やかされているわけではなかったな、
と気づきました。


ただ、人間だっただけでした。


罪の意識、
ありませんか?

それ、本当に必要ですか?

あなたがあなた自身を咎める必要が本当にありますか?

その思いを大人になってもずっと持ちながら過ごして、あなたも周りも幸せになれるのでしょうか。

もっと自分を認めてあげてもいいのではないですか?


もし、
何か心辺りがあったり、
どのようにご自身を責めているのか見つける助けが必要でしたら
相談してくださいね。


Spiritual Anatomy®︎オフィシャルプラクティショナー。
オンライン(Skype)での個人セッションを行なっています。
詳細は下記事務局までお問い合わせください。
pcsession@cocorocollege.com

















いいなと思ったら応援しよう!