ホアヒン旅行で出会ったゾウの置物
先日、タイ南部にあるホアヒンを訪れました。首都バンコクから車で3時間ほど。王室御用達の避暑地として知られています。
私たちは、バンコクの喧騒を離れて、のんびり過ごそうと「アナンタラ・ホアヒン・リゾート」に滞在することに。
タイの伝統的なデザインの建物に感動しながら、チェックインのためにカウンターに座ると、カラフルにペイントされたゾウの置物が目に入りました。それから、部屋に案内されるまでの道のりにも(本当に広い敷地だった!)あちこちにゾウの置物がある。タイはゾウを大切にする文化。アナンタラに限らずあちこちでゾウの置物を見るのですが、ここのゾウたちは少し違う。どれもがおしゃれにペイントにされていて、とてもかわいい。個性的でおしゃれ。ホテルの従業員に「素敵ですね」というと、ホテル1階にショップがありそこで買えますよとのこと。
夕方までプールで泳いだり、カクテルを飲んだりして楽しく過ごしたあと「行ってみよっか」という話になり、お店に行ってみた。Elephant Paradeと看板を掲げた店内には、大小さまざまなゾウの置物が並んでいました。そのどれもが、とってもかわいい!有名なアーティストの作品や、日本のキティちゃんまで。いろんなアートが描かれています。店内を見回っていると、義足を付けたゾウの置物が目に入りました。説明には、地雷を踏んで足を失ったモシャというゾウについてのストーリーが書かれていました。ゾウの保護施設に売上金を寄付していますとも。
地雷を踏んでしまって、被害に遭うのは人間だけではない。タイではミャンマーとの国境付近で地雷を踏んでしまうゾウがいるのだろうです。考えれば分かることですが、私は今までそのことに心を寄せたことがありませんでした。罪のない動物たちが苦しんでいる状況を読んで、彼らを支援できるのならと、義足のゾウの置物を買うことにしました。見るだけ、と軽い気持ちで入ったのですが、素敵な出会いがあり嬉しい。デザインはとてもおしゃれで、悲しさや苦しさは感じさせないものになっています。インテリアとして気軽に部屋におけるもので、ミーニングもあるところが素敵だなと感じています。
そして、このElephant Paradeというお店、ゾウの保護活動に携わっているそうで、デザインに限らずすべての売上の20%をタイ国内のゾウ保護センターに寄付しているそうです。タイの地図がペイントされたゾウもあったので、お土産にもいいかも。休日に訪れたリゾート地で、タイでまた新たな気付きがあった出来事でした。