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お父さんのハタラクくるま

小さい子はどんな顔するかなぁ??
怖いかなぁ??

お父さんて子どもにとって見本になる姿でなければいけないと思う。

わたしは父の運転する路線バスに、母がワザと忘れたお弁当を届けたことがありました。

バス停に先回りして運転席の父にお弁当を届けたのを思い出しました。

母はよくそういうことをするヒトでした。運転席まで幼稚園生のわたしを向かわせて、父は恥ずかしそうに笑っていました。

先日、かかりつけの病院に一緒に診察に行くと、先生に厳しくされて、苦笑いしている顔を見て、お父さんが帰ってきたって思いました。

何かにとりつかれたように、鬱状態だった父が笑うようになって、表情筋も以前のように動くようになって、わたしもひとり故郷に戻ったかいがありました。

ただ、血管が拡張していて危険な状態にあるのは以前と変わりありません。先生も大学病院に行くレベルだと話していました。

心臓に影響のない薬を処方していただきながら、準備を行なっています。

父には、穏やかに休んで欲しいから。

子どもにもさみしい思いをさせてしまっていて、周りは勝手なことを言いますが、わたしたち家族はわたしたちなりに、わたしたちの家族を大事にしています。

伝わらなくても他人は他人です。
血のつながりは誰にも奪われることはありません。

子どもが元気に優しい子に育ってくれたらと、わたしは願っています。

だから、わたしも母のようにお父さんのハタラクくるまを子どもたちに身近に感じてもらいたいと思っています。

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