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#65 都会の椅子取りゲームに参加できない|電車苦手族


2024年、はや1/12が終わりました。

世の中も年始から各地でさまざまなニュースがありましたね。ちなみに、私の2024年の始まりは中々ドラマチックでした。


そんな2024年1月の最終日の昨日は、「錦糸町」という街で飲み会がありました。初めてこの地名を聞いた時は「錦糸卵」しか浮かばなかった。

その錦糸卵みたいな錦糸町に移動するべく乗車した久しぶりの電車。

『電車苦手族』である私の日常生活の移動手段は電動自転車なので、ひっさしぶりに電車に乗りました。そしてひっさしぶり過ぎて、PASMO残高がなくて、改札で一度追い返されてしまいました。かなしー。

東京生活2年になりますが、何度経験しても恥ずかしい「改札追い返され事件」
これはただの私のチャージ不足というミスなので、チャージして無事改札をクリアできました。


千代田線や半蔵門線を乗り継いで向かう道中、時間帯はちょうど退勤ラッシュのタイミング。もちろんなかなか座れず…
ですが、『電車苦手族』でもある私は『体力無い族』でもあるので、いかに立位の時間を減らすかは結構優先順位の高い事項。

がしかし、座席が空くたびに別の人に先を越される。なんていうか、そう。「都会の椅子取りゲーム」に参加できていない感覚。
田舎から出てきた頃ってこんな気持ちだったな~って2年前のことを思い出しました。

あ、あそこ空いた。行こう、あ、でもちょっと遠い。座ろとして誰かに先越されたら恥ずかしいな。

とか考えているうちに「都会の椅子取りゲーム」に参加すらできずに立ったまま目的地に着くみたいな。

これ、多分田舎出身の人は共感してくれるんじゃないでしょうか?
上京間もない頃はこの感覚って、なんだか都会になじめない自分に嫌気がさして、同時に「私」を押し通せない生き方を象徴しているみたいですっごい嫌だったんです。


これが2年経って、また「都会の椅子取りゲーム」に参加できていない自分がいて。ただ、2年過ぎた今、当時のように自己嫌悪に陥るかというとまったくそうではなくて。

「椅子取りゲームなんか無理に参加しなくても、全然生きていけるわ~」と思ったんです。いや、というか当時は電車の椅子取りゲームに参加できなかったくらいで、こんな自己嫌悪に陥っていたってよく分からない。当時は自分の心に余裕がなかったんだろうな。

今は東京にいても、周りのスピードに着いていこうとは思わないし(そもそも無理ということに気が付いた)、着いていく必要もないと思えます。

私は、これからも一生「都会の椅子取りゲーム」に参加できない『電車苦手族』でいいやと思いました。

ありがとうございます。お勉強の息抜きコーヒーをいただこうと思います☕️