ラーメンを作るときに考える事
ラーメンってたくさんありますよね。味噌、塩、豚骨、醤油、鶏白湯、、最近でしたら、貝スープとかもありますよね。もう頭こんがらがってきます。笑
今回は、そんなラーメン戦国時代真っ只中に、 僕自身がどのような事を意識してラーメンを作っているのか。をメモがわりに自分で考察してみました。笑
まず味に関しては、日々様々なラーメンが開発されてるわけですが、僕は味をひたすら追求する味追求合戦には参加しません。(といっても僕もラーメン屋なので自分の中では毎日ブラッシュアップしてますが)
ただ、ラーメンの味に関して言えば本当に好みでしかないので、自分の納得いく味さえしっかり提供出来ていれば、それで良いと思っている派です。味に関して言うなら、とにかく自分が納得のいく味を作り、提供する事ですかね。僕がそれよりも大切にしている事は、
➀このラーメンって唯一無二なのか?
って所です。僕は今豚骨100パーセントのラーメンを提供していますが、鶏ガラを入れた方が旨味は増すよ。と言われた事があります。豚骨にはない旨味が鶏ガラにはあるので、たしかにそうかもしれません!
でもみんながみんな、旨味の相乗効果を期待して豚骨ラーメンに鶏ガラを入れたらどうなるでしょう?味よりも、自分の店でしか味わえない唯一無二な要素(味でもボリュームでも演出でも何でもいい)を出していくというのが、まず1つ。 だから僕はラーメンを作った時、このラーメンって唯一無二な要素あるんかなー?って毎回考えます。まぁウチのスープがドロドロの豚骨100%スープなので、基本的に何を作っても勝手に唯一無二感でてしまうっていうのはあるんですけどね笑
次は、
➁食べにくさ
え?食べにくさ?は?へー?ぷー!
ってなるとおもうんですが、僕はこれ結構大事かなーと思ってます。
ラーメン食べに行って「なんか普通に美味しくて、なんか普通にスルっと食べれた」としたら、多分あんまり印象に残らないですよね。
例えばボリュームが凄くてお皿から溢れ出そうで「こんなんどうやって食べんの!食べにくいわ!お皿もうちょいデカイ方がええやん」ってやつ、あれ印象にのこりません?笑
僕のラーメン屋は、そういったボリューム系のお店ではないのですが、その感覚と似たようなラーメン作りを目指したいなと。
僕の2店舗目のお店が、豚骨まぜそば専門店(豚骨まぜそばKOZOU+というお店)なんですが、
オープン当初は、食べやすい、混ぜやすいという理由からサイコロ状に刻んだお肉をゴロゴロと乗せていたんですが「あれ?なんかおもんないな」と。なので、思い切ってお肉を切らずに一枚肉をそのままどどーんと乗せてみたんです。すると、混ぜにくいわ食べにくいわでお客様から「前の方が食べやすかった」とか「前の方が美味しかった」とか「太った?」とか色々言われたんですが、結果、お客様は増えましたし、お肉を自分の好みのサイズでハサミで切りながら食べるといった〝独自の食べ方〟も生まれました。この「食べにくさ」は二つ目の大事な要素かな。と思いました。
まだあるんですが、それは次回に。
ばいばーい。