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林野火災発生

令和6年1月8日(月)
無火災を願った出初め式の翌日、残念なことに、金峰町内で2件の火災が発生しました。

昼過ぎに花瀬地区で人家火災が発生、しばらく経ってからの野外放送は鎮火の放送かと思いきや「池辺付近でその他火災発生」2件目の火災発生です。
?具体的な場所もわからず、とりあえず地元火災という事で家を出ました。途中で出会った消防団と煙をたよりに現場に到着。

吹上浜と集落の間に広がる地元で『潟(ガタ)』と呼ばれる国有林、砂防目的で植えられた松が松食い虫被害で枯れてしまったため茅が生い茂っています。冬場の枯れ草は一度火が付くと簡単には消せません。

すでに燃え広がり手がつけられません

水利の無い『潟』での火災、消防団員がジェットシューター(背負いの水袋)やスコップ、木の枝などで消火しますが手に負えません。

一度退却、人員の安全を確認し
応援を待ちます

現場が入り組んだ松林の中にあること、本日2件目の火災だったことから消防署や消防団の到着が遅れたこと、水利から離れていたことなど悪条件が重なり長時間の消火活動となりました。(民間の衛生会社から給水車による水補給の協力をいただきました)

消防署が到着、消火が始まりました
泡状になるノズルで消火で水を節約

放水する頃には、枯れ草は焼き尽くされ雑木林に入るあたりで火の勢いは弱まりました。

すっかり焼け焦げてしまいました

広範囲にわたりくすぶる火を消し止めるのに時間がかかった上に、数えきれないほど伸ばされたホースの撤収などまで約5時間の消火活動となり、解散式は夕刻となりました。

火災が2つの消防分団(北部分団・高橋分団)のエリアに跨っていたため、両消防協力会を代表して解散式で団員へ慰労の挨拶をさせていただきました。
連日の出動、貴重な休日の消火活動に感謝いたします。お疲れさまでございました。

解散はしましたが、消防団員は車庫に戻りホースの洗浄・ホース干し・地域への広報活動を行います。
中でも地元2分団は再燃してないかの確認の為、夜警の任務が残ります。本当にご苦労さまです。

地元外から遊びに来た人による失火のようでした。私が現役消防団員の時も似たような潟での火災が発生したことがあります。しかも毎週のように連続して。
枯れ草のある場所など危険な場所での焚き火などは厳に慎しんでください。

冬場は暖房器具を使い、空気が乾燥し草も枯れており火災が発生しやすい条件が揃います。火の元・火の取り扱いには充分注意⚠️しましょう。

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