産業厚生委員会 所管事務調査
令和5年3月29日(水)
所属する産業厚生委員会の令和5年第1回所管事務調査(県内の3施設)が行われました。
①指宿広域汚泥リサイクルセンター
旧施設の老朽化を期に環境保全に万全を期した施設を新設。
し尿・浄化槽汚泥・給食生ごみを堆肥化する取り組み
様々な工程を経て、浄化された水は川へ放流、汚泥は堆肥化され住民へ安価(1袋50円)で販売されます。
製品に重金属等の含有はないが、成分は(窒素4.2%リン酸1.6%カリ0.2%)カリが不足しているのが問題点。数量も1人5袋と制限があり、肥料高騰時の農家救済とまではいかないが、環境の問題を地域内で解決している事例です。
南さつま市の公共下水道やし尿処理センターの汚泥は、他市の施設に有料で処理を依頼している現状です。以前一般質問しましたが、改修等のタイミングで是非とも導入したい施設です。
②湧水町のアーモンド生産
希少な国産アーモンドの栽培による、観光イベントの開催・耕作放棄地の解消・特産品の開発・6次産業化による雇用の創出の取り組み
「求められている量の生産に届かない状態にあるので、鹿児島産アーモンド生産に協力体制を組めれば」との町長さんのお言葉をいただきました。
農薬を散布するような病虫害の発生がない、製菓会社からの引き合いも有り、6次産業化の期待も持てる。委員からは「有望な作物だ」との声が多く聞かれました。
③霧島市牧園町小水力発電所
最大出力は規定上限の49.9kw。
発電後、借りた水は用水路に戻す。地産地消のクリーンエネルギー。
我が市の山や川にも可能性があるとみました。
実現には条件や水量確認など幾つもの手順を踏み3〜5年の準備期間が必要となります。
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