行政調査 福島
令和6年10月23日(水)
南さつま市議会総務文教委員会の行政調査が10/21〜23の日程で行われました。
①スマートシティ会津若松について
東日本大震災からの復興を目指し、2011年8月にスタートした福島県会津若松市・会津大学・地元企業の産官学連携のプロジェクト。
国のデジタル田園都市国家構想交付金を活用し、プロジェクトに関わる96社や行政が持つ別々のありとあらゆるデータを連係させ、さまざまな市民サービスに利用している取組。
日本のトップランナーとして走りながら、このモデルを国内に広く展開することを目指しています。
先頭を走るモデル市と人口3分の1の南さつま市が同じ様には行きませんが、目指すべき姿として研修させていただきました。
国が進めている地方公共団体情報システムの標準化とこの先進モデルを合わせ、少子高齢化の問題をIT技術で克服し、南さつま市民へのサービスの充実に繋げられたらと考えます。
その前提条件となる国民の信頼のため、個人情報の厳格な管理が必要となります。
②白河市、文化芸術の推進について
防音効果を狙った吊り下げ式のホールは東日本震災でも難を逃れる効果があったとのこと。
「白河アートだるま」「白河狛犬めぐり」「芭蕉白河の関俳句賞」などの取り組みも紹介されました。
③(自主研修)白河市立図書館
県予算にも匹敵するような3,000万円の図書購入費により、32万冊の蔵書を持ち、カフェも併設、待ち合わせ場所にもなっている。
さすが文化芸術のまち、人口5万8千人でこれだけの羨ましい設備。
移転する地域振興局跡地に欲しい施設ですね。
④東京、かごしま遊楽館
特産品、焼酎、つけ揚げを求める人で賑わっていました。
かごしま弁が聞こえたような...県出身者でしょうか⁈
戊辰戦争で敗れたことから、新しい技術を取り入れるべきと考えるに至った会津、福島を中心とする行政調査となりました。
白河市では、激戦のあと敵味方分け隔てなく葬り、今も地区の方々が薩摩の兵の墓を手厚く供養されているとのこと。
(南)さつまからの視察に、会津・白河の心意気で対応いただきありがとうございました。
これからの活動に活かしていきたいと思います。