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9月議会 最終本会議

令和6年9月27日(金)
令和6年第3回南さつま市議会定例会(9月議会)の最終本会議が開催されました。

令和5年度決算の認定の他、議案14件、陳情3件、意見書案1件を審査しました。

最終本会議は多くの追加議案が出され
①追加の補正予算案
②財産取得の追認
③可否同数による議長採決
など異例尽くしの会議となりました。

①追加の補正予算の主なものは、台風10号により被災した公共施設や農林水産施設、公共土木施設などを早急に復旧するための費用の増額。

②3月に契約・納入されたデジタル教科書等について、2,000万円以上の財産を議会の議決を経ずに取得したため、追認を求める議案。(R5.12の補正予算には計上されていた)
他自治体で同様案件が報道され、調査し発覚した。追認することで契約時に遡って有効とされました。 
再発防止のため予算執行伺いの様式を変更するとのこと。

③健康保険証の存続を求める2陳情について、趣旨採択と不採択が同数となり、議長採決により趣旨採択(願意については十分理解できるが、実現性の面で確信が持てない)とされました。

当市では77%の市民がマイナカードに保険証を紐付けていますが、相次ぐトラブルなどによる不信感からか、利用率が12%程度と低迷している状況です。安心な現行保険証を残して欲しいとの思いは理解します。

マイナカードの取得はあくまでも任意ですので、マイナカードを持ってない方やマイナカードに保険証を紐付けてない方には、現行保険証に変わる資格確認書が交付されることになり市の広報誌でも詳しく説明されました。

人口減少、高齢化、人手不足などのこれからの日本を考えると、役所に行かなくても各種手続きが完了するシステムはどうしても必要です。
(私も確定申告はオンラインで便利に済ましています)
新旧2つのシステムを動かすのではなく、将来を見据え新しいシステムで前に進むべきと考え、健康保険証の存続を求める陳情に対し、私は不採択と判断しました。
 
マイナカード紐付けの人為的なミスや機器の不具合などを早急に解決し、信頼されるマイナカードとなり、様々な便利なサービスにつながる事を望みます。

「あの頃は騒動をしたけど、便利になって良かったね」と笑える時代が来る。きっと...



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