韓国旅行記_3 済州島 黒豚の澄んだコムタン、アルテミュージアム、西帰浦の滝 天地淵瀑布
旅行2日目は快晴。昨日の曇り空にうってかわっての青空。
本日はメディアアートの常設館「アルテミュージアム」に行く予定。
その前にホテルの近くで朝ごはんと海辺の散歩を楽しもう。
黒豚の澄んだコムタン
朝ごはんはホテルから歩いて10分ほどのところ。
ネイバーマップに表示された食事処アイコンを叩きまくって感想や写真をみて決めた。
店名:ヒョプチェオンダジョン(협재온다정)
住所:제주 제주시 한림읍 한림로 381-4 협재온다정
茹で肉が山盛りのクッパが登場。
名前のとおり、澄んだスープがとてもきれい。すっきりしたデザインの器もすてき。
コムタンというと白濁した牛のスープだけど、このお店は豚。刺激がなくてやさしい澄んだスープは朝ごはんにぴったり。お肉もさっぱりとして臭みがなく、さらさらとお茶漬けみたいに食べた。
付け合わせは玉ねぎの漬物と大根キムチ。手前の小さいのは特製のみそ。
この、さりげなく出された玉ねぎの漬物が独特でおいしかった。たまり醤油とほのかに甘い酢で漬けこんだような味。ほどよく発酵している感じで、澄んだスープとの相性がすごくいい。
店内は明るく清潔。辛くないメニューのせいか子供連れのお客さんが多かった(奥に子供用のチェアも用意してある)。
ヒョプチェの海
食後の散歩は海へ。
その日の海。
カメラのファインダーでは気が付かなかったけど、真ん中あたりに白い小さなカニが。。(゜o゜) なんかきゅんとした。。。
おなかがこなれてきたところで我々は次の目的地へ向かう。
アルテミュージアム
ソウル三成駅にある巨大ディスプレイの映像〝wave〟で世界から注目された映像集団「ディストリクト」が作ったメディアアートのミュージアム。
これがその話題になった映像。スゴイ。
施設名:아르떼뮤지엄 제주(アルテミュージアム チェジュ)
住所:제주 제주시 애월읍 어림비로 478
入場料:大人17,000ウォン。事前予約なしで入れる。
公式ホームページ:ARTE MUSEUM JEJU
アルテミュージアムは市街地ではなく山側にある。
初日に利用したタクシーの運転手さんに「アルテミュージアムにはバスで行けます?」と聞いたところ「無条件、車だよ〜」とのことで、タクシーで行く。
帰りのタクシーは、特に心配しなくてもミュージアムの前に1、2台は停まっているのでそれに乗ればよい。
もしもタクシーがいなくても、ミュージアムの人に頼めばアプリで呼び出してくれる。
工場を改修してミュージアムにしたそう。外観は倉庫みたいだか、中はどうなのか。。。
映像とは思えないリアルな波の中から、ほんの一瞬だけ鯨が姿を見せる。波の音、鯨の鳴声も聴こえる。時間がたつのを忘れてしまう素晴らしい作品。
ディストリクトはもともと広告主からの発注でCM映像を制作し納品するという仕事をしていた。しかし、一過性のものになってしまうので、より持続可能な事業にするため、独自に制作した作品の映像版権を売るようになったそうだ。
それらの作品には世界中から引き合いがあるという。上の映像は「WHALE」がニューヨークで上映されたときのもの。
大人も子供も波打ち際で遊ぶように楽しんでいた。
これも素敵な作品。かわいくて自由な感じ。
プロジェクターの輝度が高いので植物が実物のように見えるがすべて映像。
お絵描きした動物を壁面に出すこともできる。
チームラボに行ったことある人には既視感。。。(;'∀')
追随できないほど独創的な作品を展示しているにも関わらず、「LIVE SKETCHBOOK」をあっさり同居させちゃう気取りのなさは、ファミリー層を取り込み展開上手といえよう。。。
最近、日本でも流行ってる名画をモチーフにしたイマーシブ(没入型)なプロジェクションマッピングも。
実は、この手のは日本で見たときにはあまり好きじゃないと思っていた。
油画と映像は根本的に違うものだし、既存の作品を単純に投影しただけみたいに見えたし、ピントが甘いのかぼやっとしてて、なんかイマイチだなーと思っていた。
絵画展のグッズショップで、気に入った作品のクリアファイルを見たときの、興が覚めちゃう感じというか。。。
しかし、アルテミュージアムのプロジェクションマッピングはちょっと違った。
展示空間にあわせて絵画を再構成して独自の空間として作り込んでいるのですごくよかった(権利関係の処理が上手なんだろうなあ)。
ピントもビチ~ッと合っている。プロジェクターの輝度が高くてキレがいいんだな。こういうのなら楽しんで見られると思った。
2時間ほどミュージアムを堪能し、午後3時。思い切って島の反対側の西帰浦まで行ってみることにした。
天地淵瀑布
済州島の人気スポットである滝。一つは見てみたかった。
天地淵瀑布は「済州島3大瀑布」の一つだそう。
入場料2000ウォンを払って、整備された山の中を15分ほど歩いていくと、だんだん空気が清浄になっていく感じがしてくる。
これはマイナスイオンなのか?
だんだん大きな水が落ちるような音が聞こえてくる。
滝壺まで道が整備されているので特別な装備はいらない。
幅22メートル、高さ12メートル。近くで見ているとかなり迫力がある。ここには大ウナギが生息しているそうだ。
水の音、水の流れは見ていて飽きない。
西帰浦のオルレ市場からも歩いて30分ほどなので、手軽に大自然が楽しめるスポットとしておすすめ。
二日目の夜
この日はあちこち移動して疲れたので、夕ご飯はコンビニで買い物してホテルでゆっくりすることに。
コンビニまで歩いて10分ほど。歩道は暗く、車がぶんぶん通る。
私のキャラクター好きを反映した夜メニュー(つまみ?)。
旅の間、一日はコンビニパーティーをしてもいいなと思っていたので、これはこれで楽しかった。
明日は済州の最終日、夜はソウルへ向かう。
つづく。。。