韓国旅行記_2 名物の黒豚、済州島の青い夜
前回からの続き。。
羽田から済州島への旅行1日目、朝5時から移動、飛行機を乗り継ぎ約12時間。やっとホテルまでたどり着いた。
荷物を置いて、さて何はともあれ、めしめし。
金浦空港でパンを二つ食べた連れと違って、私は朝から機内食のみ(しかも、そのうち2品はハーゲンダッツのごとくかっちかちに凍結してて断念したし)。
なので飢えに飢えておる。
ホテルのフロントで「豚肉の店」「歩いて行ける範囲」と聞いてみた。
おすすめがあると言う。
そこは徒歩10分程のところだと言う。
早速行ってみる。
黒豚の焼肉店 THE花豚
店名:협재흑돼지더꽃돈본점(ヒョプチェ黒豚 THE花豚 本店)
ホテルでおすすめされた「THE花豚」に到着。
さっそく注文だ!!
メニューはシンプル。
豚には黒豚と白豚がある。
黒白ともにオーギョプサル(サムギョプサルよりさらに脂身の層がゴージャスなやつ)とモクサル(首の部位・さっぱり)がある。
値段は黒豚のほうが一人前3000ウォン高い。
さっぱりを好む我々はモクサルを注文した。
テーブルに基本でセットされるのは、サンチュ、オムク(魚のすり身)、ニンニク、サムジャン(味噌)、塩、ワサビ、ケンニプ(エゴマの葉の醤油漬け)、キムチ、ネギ、コサリ(ワラビ)
一日の疲れを癒してくれる冷えたビールさま到着(*´∀`*)
TERRAにCASSのグラスだぞ。
銘柄なんか合わせなくていいんだよ。
ビールは冷たければいいのさ。
きれいなピンク色のモクサルさま。
見ただけで新鮮だとわかる。軽く塩がふってある。
オーギョプサルよりも脂身が少なくさっぱりした肉とはいえご覧のとおり脂もしっかりある。
肉はお店の人がカットして焼いてくれる。
「焼きすぎると脂身が落ちちゃうから早く食べるといいですよ。」とのこと。
待ちに待ったひとくち目を投入。。
しっかりした噛み応えがありながらも、サクっと歯切れのよいおにく。
ジューシーで香ばしい脂が口の中にふわ~っとひろがる。。。
うわ。。。これが有名な済州島の黒豚か。。うまー。。。
モクサルはさっぱり目といっても、オーギョプサルに比較しての話。ぱさぱさなんかしてません。しっかり脂のうま味も堪能できる。。
そして、セッティングされた基本おかずを、好みで組み合わせてお肉を楽しめるのが、これまた素晴らしいんだな。。。
コサリ:漢羅山(ハルラサン、済州島の山)で採れるというワラビ。おにくを焼いた後の鉄板で焼く。黒豚の脂身がコサリにからまって、香ばしくとてもおいしい。
ケンニプ:エゴマの葉の醤油漬け。おにくにワサビを少しつけてケンニプに巻いて食べるのがお店のおすすめ。
私はこの食べかたが一番好きだった。ソウルのケンニプは醤油の味をメインに感じるのに対して、ここのは酸味と甘みが強めでおいしかった。済州島特有の味付けなのかな。
魚介醤油のタレ:鉄板の上でタレがぐつぐつするくらいになったら、おにくにつけていただく。思ったより全然塩辛くない。魚の風味と豚肉の相性が良くてとてもおいしい。ソウルでは見かけないけど、これも済州島ならではなのか?
黒豚の脂が残った鉄板でキムチを焼いて食べるのも美味しかった。
少しずつ暮れていく窓の外を眺めながらの夕食。
至福(*´∀`*)
ビールもあいまって、一日の疲れが飛んでいく。。。
最初のオーダーはぺろりと食べてしまったので、モクサルをもう一人前追加した。
ここでもう一品、アワビの釜めしが到着。
済州島だし、初日の夜だし豪華に行っとこう。
アワビはやわらかくてとてもおいしい。
内臓の色ですこしグリーンがかっているのも食欲をそそる。
お店特製のタレをすこし混ぜて食べる。うまいなあ。。。
釜の内側にこびりついたご飯は熱い湯を注いで、さっぱり香ばしいヌルンジとして楽しむ。脂っこい料理のあとにぴったりだ。
お会計:
黒豚モクサル(1人前200g)×3
アワビ釜めし×1
ビール×1
白ごはん×1
で8万3千ウォンなり。
けっこう良いお値段かなと思うけれども、黒豚はすごくおいしかった。リピートしたいうまさ。。。
済州島の青い夜
腹を満たした我々は「THE花豚」を出て、ぷらぷらと海岸のほうへ歩いていく。
5分程で海岸に到着。。。
そんな手軽に行ける場所に広がる景色がすごくてびっくり。
いつまでも見飽きない海を堪能した後、ホテルへ歩いて帰った。
歩ける範囲に海もホテルも黒豚もあるなんて済州島は最高だな。
明日は、今回の旅行の目的「アルテミュージアム」に行く予定だ。
2日目につづく。。。