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ferm LIVING Stories vol.37 インテリアデザイナー Katty の家

今回は久しぶりのインタビュー記事です。
じっくり想像しながら読むと、そのドラマチックな人生にドキドキするかもしれませんよ。

それでは、最後までお楽しみくださいませ。

〜 Katty Schiebeck のストーリー 〜


Katty Schiebeck はインテリアデザイナーであり、Katty Schiebeck Studio の
共同設立者兼クリエイティブディレクターであり、有名なインスタグラムアカウント@somewhereiwouldliketolive の顔でもある。

バルセロナ郊外の閑静な地域に、Katty Schiebeck の家はある。
Katty は自身の人生において、建築とインテリアに興味を抱き、そのほとんどの時間をインテリア会社 Katty Schiebeck Studio の運営に費やしてきた。
また彼女は、非常に人気の高いインスタグラムアカウント@somewhereiwouldliketoliveで、新たなコンテンツ作りにも勤しんでいる。


彼女はウルグアイにある小さな町コロニアの生まれで、外界をその目で見ることをいつも願っていた。19歳の時、彼女はすでにウルグアイの首都モンテビデオに移り住み、モデルとして働いていたが、Katty は故郷よりもさらに遠く離れることを計画していたのである。
特に、ヨーロッパのとある都市が彼女は気になっていた。


(Katty)
バルセロナの虜になりました。
当時、そのデザイン性やクリエイティブさ、暮らしやすい環境やサイズ感で有名なこの街のことをいろんな人が話題にしていたんです。それで行こうと決めました。

その価値は十分にあったと言っていいだろう。
Katty は夢にまで見たこの街に引っ越し、街でも有数の不動産会社に就職。
そこで彼女は、インテリアデザインの経験を積んだ。
Katty はリノベーションやインテリアについて、顧客にアドバイスを行うようになると次第に自信と知識をつけるようになり、情熱を傾けられるものを見つけたと悟った。


現在 Katty は、自身のインテリア会社Katty Schiebeck Studio の
共同設立者兼クリエイティブディレクターとして働いている。
スタジオにはいま現在12名がチームに所属しており、国際的にも高い注目を集めている。彼女のデザインは雑誌を通して世界中に紹介され、Pinterest や Tumblrといったソーシャルメディアのプラットフォームでは、数え切れないほどシェアされているのだ。
彼女の特徴的なスタイルは、モダニズムな北欧的要素とバルセロナの現代的な美学を組み合わせたもので、柔らかく流れるような曲線と大胆で予想もしないフォルムや素材選びがコントラストを生みだし、落ち着いたナチュラルトーンのパレットで常に表現している。


スタジオ運営の傍ら Katty は、非常に人気の高いインスタグラムアカウント
@somewhereiwouldliketoliveの顔の一人でもある。
このアカウントには700,000人を超えるフォロワーがいるのだ。
写真家、Ruben Ortizとともに彼女は世界中から集めたインスピレーションをかき立てる写真をシェアしている。


(Katty)
“Somewhere I would like to live” はブログとして始めました。
私たちの好きなものやインスピレーションの源となる全てを残しておくことがアイディアだったのです。
思いがけずニューヨークタイムズに取り上げられて、人々がこのブログに注目し始めました。本当に爆発的にという意味でいうと、私たちがインスタグラムを始めてからですね。



美しいインテリアや住宅のインスピレーション、魅力的で目を惹く建築物がこのコンテンツの中心だ。
しかし彼女たちのフィードには、不規則的で癖のあるアート作品や自然の驚異などという形でしばしば登場し、想像力に富んだ要素がしっかりと満たされている。

“Somewhere I would like to live” のホームフィードのように、Katty は様々なところから仕事のインスピレーションを得ている。


(Katty)
旅行や本、自然が私のモチベーションを上げてくれますし……。
情報へのアクセス、世界中で起こっていることを簡単に見つけ出すことができるという事実。これが創造性を豊かにするプロセスであり、無限のインスピレーションを与えてくれるのです。


Katty が新しいプロジェクトに取りかかるとき、彼女の主たる目的は建築の可能性を高めることである。このことは、軽やかでさわやか、そしてミニマリスティックな雰囲気のある彼女の家にも顕著に表れている。


(Katty)
まず、可能な限り解放的な空間にするために壁のいくつかを取り払い、広々とした雰囲気にしました。もともと敷いてあった木の床に戻して、その後、
木、白、サンドカラーのニュアンスという配色を決めました。

彼女が家にいるときは、ラウンジエリアでほとんどの時間を過ごしている。
カタロニアの日差しが両側の大きな窓から降り注ぎ、光は緑を通り抜け、空間全体を満たす。そうして明るく風通しの良い雰囲気が生み出されているのだ。

Kattyにとって「家」が大きな意味を持つ理由の一つには、仕事で家を離れていることが多いからかもしれない。自分にとって一般的な勤務日というものは見当たらないと、彼女は笑顔で話す。


(Katty)
毎週違うんですよ。
今でいうと、私たちはバルセロナ、ジュネーブ、ニース、カリフォルニア、
インドール、ポルト、リスボン、そしてドーハでプロジェクトを進めています。カタール王室の新しい宮殿のデザインにも参加していますし。
仕事の日の中で最も規則的なのは、毎日90分のヨガセッションでしょうね。

Katty の家は長い1日の終わりに帰り着く単なる場所という以上に、彼女が仕事をする上での源であり、総合的なものでもあるのだ。


(Katty)
私が生まれたところでは、家や家族は非常に大切。
そのことは、私のデザインにも強く組み込まれています。
私が思うに、昨今のデジタル化はかつてないほど私たちの生活に入り込んでいます。私たちにとって重要なことは、感情を生み出すということ。
家は心の拠り所です。すべてのプロジェクトにおいて、私が育ったウルグアイの小さな町で過ごした幼い頃の記憶にある、あの穏やかさと静けさを伝えようとしているのです。






***


いかがでしたでしょうか?



頭で描いた理想をどんどんと実行するそのアクティブさとは裏腹に、写真から伝わってくる彼女の静けさや穏やかさ。不思議な雰囲気を持つ Katty の魅力に、知らぬ間に引き込まれてしまいますね。「感情を生み出すことが重要」だと語る彼女の考え方にも、すごく惹かれました。

これからの彼女の動きにも注目ですね!!



それでは次回もお楽しみに♪



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