ferm LIVING Stories vol.59 ホームオフィスのお話
今回のテーマは『ホームオフィス』。
ここではホームオフィスについてさまざまなヒントが語られていますが、日本では今だにあまり浸透していませんよね。ただ、「ホームオフィス」という言葉の枠をすこ〜しだけ広げて解釈すれば、私たちの暮らしのスタイルの参考にもなるのではないでしょうか?
〜 ホームオフィス改革 〜
長い休息期間が終わり、そろそろいつもの仕事に戻る時間だ。コンテンツクリエイターの Hanna Östberg と Hanni Gohr が、どのようにして自分たちのホームオフィスをリニューアルしたのか探り、自然の光で満ちた自分だけの仕事場づくりのヒントにして欲しい。
多くの人にとって、長くてリラックスした期間が終わり仕事に戻るということは、ホームオフィスを整理整頓し、模様替えをする絶好の機会だ。VELUX(デンマークの天窓専門メーカー)とコンテンツクリエイターの Hanna Östberg と Hanni Gohr の協力のもと、個人のスタイルと自然で明るい光をふんだんに取り入れた、自分だけの仕事場づくりのための提案を紹介しよう。
■空間とニーズを考える
理想のホームオフィスは人それぞれ。
だからこそ、働く空間と自分のニーズの両方を考えることが重要だ。
まずは窓を開けて光とさわやかな風を取り込み、喜びを与えてくれるもの、自分らしいと感じさせてくれるものについて、よく考えてみて欲しい。そうすれば新しい仕事場をこの先ずっと楽しめる可能性が高まる。
■自然の光
照明は、私たちが周囲の環境を把握するための一部である。
熟考過程において空間の自然なあかりについて考え、どのように活用すれば、仕事中の頭の回転の良さをキープできるのかを考えることは重要だ。Hanna と Hanni のホームオフィスは壁が傾斜している場所にある。そのため天窓を取り付け、溢れんばかりの陽の光が空間を明るく照らしている。自分の空間に自然光が入らない場合は、模様替えの前に窓のさらなる設置を検討してみてはいかがだろう。
■お片付け
周囲の環境が散らかっているとストレスレベルは上昇する。反対にきれいに整理整頓された自分だけのホームオフィスなら安らぎを与えてくれ、仕事もはかどるはずだ。そのためには、まず自分のスペースをきれいにすることから始めることが大切である。徹底的に掃除をし、不要なものは捨て、あなたの創造性を刺激する新しいアイテムを置くスペースを確保しよう。
余分なものを処分したら、ホームオフィスに置いておきたいものの整理を始めよう。デジタル時代とはいえ、私たちは年間を通して大量の書類を集めているとも言えるだろう。増え続ける荷物の山を片付け、整理整頓するのだ。
Hanni のようにオープンシェルフや引き出しか扉付きのキャビネットを用意し、リングバインダー、フォルダー、ペーパートレイなどを使ってすべての書類を美しく整理すれば、きっとより機能的かつ美しい方法で大切な書類の収納ができるはずだ。さらに、Hanna のように壁にコルクボードを飾れば、散漫になった考えを整理するのに役立つ。一番重要なアイディアやメモ、チェックリストを貼ったり、クリエイティブな旅の手助けをしてくれるイメージボートを作ったりすることができるのだ。
片付け、掃除、整理整頓をすることで、心地よく、自分らしいホームオフィスで新たなステージに行くための枠組みが必ずできるはずだ。
■空間を飾る
片付けに専念した後は、新しいアイテムを投入して理想のホームオフィスを実現しよう。その際、自分のスタイルに合う色や素材の組み合わせを考え、新しい仕事場で居心地よく過ごせるようにしてみてはいかがだろうか。
スペースに余裕があるのならば、クリエイティブな作業がしやすいよう大きめのデスクを置いてもいいだろう。反対にあまりスペースに余裕がなければ、壁面取り付けタイプのデスクがいいかもしれない。どのような場合でも大切なのは、窓から明るい自然光がたっぷりと降り注ぐ場所にデスクを置くこと。一日中あなたにエネルギーを与えてくれるはずだ。
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小さいが、大切なディテールも忘れてはいけない。素敵なポットに入ったさまざまな観葉植物や花を投入することで、空間に生命力がみなぎり、空気の質はよくなる。デスクには明るい光のテーブルランプで作業を照らし、柔らかな光でオフィスの隅々まで心地よいあかりを演出するなど、空間に合った照明器具をプラスしてみよう。キャンドルや花瓶などの小物を部屋のあちこちに置くと、アットホームで心地のいい空間となり創造力を刺激してくれる。
最後に、理想のホームオフィスとは人それぞれだということを覚えておこう。理想のワークスペースをつくるには、自分のスタイルと、深い内省や創造性を促すものを融合すればいい。そうすれば、最高の生産性を発揮することができる。
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いかがでしたでしょうか。
少し大掛かりなヒントもありましたが(窓の増設は……さすがにちょっとと思いましたが ^^;)、自分にとっての心地よさをじっくり考えることが、素敵な空間づくりのための大切なスタート地点なのだなと改めて感じました。
自宅で仕事をしているのでホームオフィスは身近な存在ですが、限られたスペースでは「専用のスペース」というのがなかなか作れないんですよね……。仕事用のデスク、憧れます。
ただ、じっくり読むと私でも応用できるヒントがたくさんありました。ストーリーに散りばめられた、どのヒントに心が動かされるのか。それはきっと、理想のホームオフィスが人それぞれなのと同じくみんな違うんでしょうね。
ぜひ自分流に楽しんでみてください♪
それでは次回もお楽しみに。
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