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デンマーク旅行記2022(オーフス編、その1)

こんばんは〜。
みなさま、いかがお過ごしでしょう。

今日はとっっってもお久しぶりの超プライベートなデンマーク旅行記です。9月下旬に行ったのに気づけばもう11月下旬ですね。デンマークの島のひとつ、ボーンホルム島では、昨日だか一昨日だかに雪が降ったそう。
そしてこれから訪れる街・オーフスの今日(11/21)の最高気温は2℃。

ついに「最高気温が2℃」の季節が来ていました。

いつまでも9月の話を引っ張ってはいられない、なんとかこの旅行記を年内には完結させなければ。

そんな思いで今日は書くので、筆が乗ろうが乗らまいがこの回で完結を目指します。ただし次回完結の可能性も十分ある、くらいの気持ちで読み始めていただけると、わたしとしてはありがたいです。


では、旅の続きをどうぞ!

▼これまでの旅の様子はこちら
デンマーク旅行記2022(コペンハーゲン編)
デンマーク旅行記2022(オーデンセ編、その1)
デンマーク旅行記2022(オーデンセ編、その2)

■9月22日

さて、ついに旅の最終地点であるデンマーク第二の都市・オーフスへと出発の朝です。昨日一緒に遊んだ友人Lauraが、出発前に自分の一番お気に入りの場所(森)に連れていきたいと言ってくれたので、朝ごはんを食べたのち、ここを訪れました。

ここは水車がある通り、森の中を川が静かに流れていて葦や美しい水草に囲まれた池のある場所。木陰のベンチではおばあちゃまたちが数人でピクニック(らしきこと)をしていて、なんとも平和でのどかな空気でした。

これから(デンマーク国内でいう)大都会へ発つわたしにとっては、ここが最後のデンマークネイチャーとの触れ合いタイムとなったわけです。

そうやってまったり過ごしていたら、なんと、電車に乗り遅れました。

あ……。

次の電車は1時間後ですが、まあいっか、の気持ちが大事です。オーフスで会う友人との待ち合わせ時間にも遅れることはなさそうですし。


次の電車が来るまで近所の海岸に場所を移して待っていると、海の上を軍用機がピュンと飛んでいます。ウクライナのことがあってから、この国では軍の訓練が活発になって、ある日は全土一斉の防災訓練が行われ町中にサイレンが鳴り響いたそうです。思い返せばここまでの旅であった友人5人中5人ともが、ウクライナからの難民に関するボランティアに参加したと言っていました。(医療や教育、語学などで)

さて。無事に次の電車に乗れたわたしは、待ち合わせ場所が変更になっていたことを電車の車内で思い出して大変焦りました。
オーフスの中央駅(っていうのかな?)から、友人の通う大学近くの駅(電車で10分の距離)に変更になったんだった!

乗り換えの時間も差し迫っていましたが重いバックパックを背負っての移動は嫌なので、オーフス駅にひっそりとある真っ赤なコインロッカーに荷物を預けるのだけはちゃっかりさせてもらいました。
これからご旅行に行かれる皆様、オーフス駅にもコインロッカーはありますよ〜!(ただしクレジット払いのみ…だったはず)


待ち合わせの駅は、letbaneという電車の駅のひとつです。
上の写真に写っているのがletbaneの車両。これに乗ってオーフス近郊までは自転車や車がなくとも行くことができますし、市内で乗ればちょっと路面電車の旅気分にも浸れます。

直近でデンマーク住まいだったときはこの電車を本当によく使ったので、letbaneの車両に乗ったときがこの旅で一番デンマークに帰ってきた〜!と感じた瞬間かもしれません。

待ち合わせ場所に到着です。
ここはオーフス大学の駐車場前。
白い建物は昔助産院だったそう。(たしか、そう言ってたはず)

まだ葉も色付き始める前でした。

ぼーっと立っていると遠くから自転車で友人Idaが登場。3年も会っていなかったとは思えません。

ゆっくり話そうということで、ここはオーフス大学の中にある芝生の丘です。奥の敷地と手前を隔てるように小川がさらさらと流れていました。
(白い曲がりくねった道の手前が小川)

大学に小川が横切っているって……。素敵やん。
もう寒い時期でしたが、ここで水遊びしている人もいました。
大学の敷地は、それはもう広くて、新校舎も建設(リノベ?)中とのこと。
敷地内には学生寮もあります。

芝生に寝転がって、誰と連絡とってる?大学で今何してる?この夏も海飛び込んだ?……などなど話したのち、彼女の住む学生寮に遊びに行くことに。

(顔は隠してね♪とのこと)

この学生寮にも各フロアごとに共同のキッチンがあり、その出口にはこんな風に食べ物の山が。

これ、フリーフードです。

スーパーが賞味期限切れで捨ててしまうものやバイト先からの貰い物をここにどさっと置いておいて、「欲しい人、勝手に持ってって〜」とシェアしているんです。

オーガニックのバナナをIdaはゲットしていました。

(「Kaoriも食べていいんだよ?いらないの?」と盛んに聞かれた)


スーパーや食料品店などが期限切れ間近の食品を格安でUPするアプリもあります。食品ロスをなくせるし、お金のない学生は大助かりなんだそう。

この扉の先が彼女のお部屋。

小さなワンルームに洗面所がついている日差しがたっぷりと降り注ぐお部屋です。おばあちゃんから受け継いだ、いわゆるビンテージの北欧家具が所狭し。小さなベランダにはプチトマトやお花が植えられていました。


なお、室内の写真は……ありません!室内の掲載許可を取り忘れてたので!

そうこうしているうちにあっという間に夜の手前に。
オーフス中心部までは、再びletbaneで帰ります。

車内はこんな感じ。

赤い「STOP」ボタンを押さないと降りそびれてしまうことがあるので、乗る機会がある方は注意してくださいね。短い車両でもしっかり自転車置き場があるあたり、デンマークを感じました(笑)

今回の旅で唯一コロナ以前と以後を感じたのは、この光景だけです。
ここはオーフス中央駅の広場(?)で、主にチケット販売機(右側の赤い機械)の隣にアルコール消毒の機械が設置されていました。

これは前はなかったぞ。

まあ、使っている人を見かけたかといえば、次の待ち合わせまでの30分でゼロでしたが。

18:00過ぎに中心地に着いたので、お店はほぼ全部閉まっていました。
そうだ、ここはデンマークだ。

閉まってはいるものの、まだ空は明るいのでちょっと散策して予定まで時間を潰すことに。

そうして見つけた「Carre(カレ)」のお店です(笑)ぷらぷらしていて偶然発見しました。石畳の道に映えるピンク色の店内。次回は開店しているときに訪れたいです。

夕飯を食べに向かう道中に、これぞオーフス!という建物(その1)も発見。

時計台のある建物。
こちらがオーフス市庁舎でございます。
デンマークデザイン界の巨匠、アーネ・ヤコブセンとイーレク・ムラが設計・デザインしました。蝶番ひとつ取ってもヤコブセンがデザインしたとか。(しないとか)

外観は武骨な印象ですが、中は木をふんだんに使ったエレガントな市庁舎です。本当にため息が出るほど美しい空間が内部には広がっているのですが、割と市民活用にも開かれているのか、通っていた学校の芸術コースの子たちは最終製作の展覧会をこの市庁舎の中央エントランス(有名な螺旋階段付近)で行なっていました。

中央駅から徒歩でも近い場所です。

さて、駅から徒歩5分ほどのこのネオンピカピカの「Tipsy」の前で別の友人と合流です。そして夕飯もここで食べました。

こんなに派手な外観ですが、ここはビーガン料理のレストランです。
ここのビーガンタコスがあまりに美味しくてびっくり。これ、ビーガンメニューなの?と疑うほどいつも食べているタコスと何がどう違うのか全くわかりません。

そもそも、味がおいしい◎
ピリ辛のマヨですらビーガンなのか……。

タコスのほかはバーガーやホットドッグなど軽食がメインのお店なのですが、よければ、ここもおすすめです!!

(なお、お腹が空きすぎていたため、写真……ありません!笑)


……と、今日はここまでで時間切れ。「続く」とさせてください。

翌日(9月23日)のオーフス街散策が、晴れてこの旅行記の最終回となりますのでぜひお楽しみに。

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