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タタ総裁チャンドラセカラン氏、ご降臨。
僕がインドで所属する大学の理事長(学長ではなく理事長)はインドの巨大財閥コングロマリットであるTATAタタ・グループ総裁のチャンドラセカラン氏です。2017年からインド連邦中央政府の承認を受けて(国立大学なので)理事長に就任されてます。
んで、僕もせっかく「中のひと」なので、いつかお会いできたらなぁとは、大学に所属する前から思っておりましたが、突然そんなチャンスがやってきました。数日前から大学内の整備が突貫工事で進められているなぁと思っていて、確認すると重要な会議があることは知らされていましたが、理事長参加のことだったとは直前で知りませんでした。
総裁は、まず教職員との昼食をとってから、その後に正式な会議や式典などに参加されるとのことでしたので、ほんとに従業員100万人(!!)のグローバル企業の総裁がココにくるんかいな、と若干怪しくおもいながらも、のほほんと待っておりましたら…
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マジでいらっしゃいました。突然のキング御降臨。
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総裁から「ユーは日本のどこから来たんだい?」などとお声をかけていただきながら、ツーショットまで撮らせていただきました。
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日印関係は政治的にはまだまだ引力熱量が低いのが実態ですが、その大きな要因はビジネス関係が深化してないからと言えます。対チャイナ牽制を背景にした「敵の敵は味方論」だけではイマイチ熱量が低いのです。その意味では、インドを代表するタタ・グループと日本の産業(企業)が、より実質的なつながりを持つことになれば、それが呼び水(バンドワゴン効果)となって多くの産業において日印間の協業が増えるかもしれません。
これから求められるのは、「チャイナとは無関係な日印関係の定義」だと僕は常々主張しています。もちろん、その定義には「友好的」モードだけではなく「競争的」モードも含まれますので、日印関係はストレートに友好に向かう、友好を目指すべきという意味ではありません。
それでもやはり、日本にとって遠い存在の知らない国であるよりも、日印関係の定義が明確化され、相互理解が深まれば、日本にとっての戦略性は大いに高まることになります。
アカデミックレイヤーや政治レイヤーでの交流だけでなく、産業経済レイヤーにおける日印間の交流を、僕も少しでもお手伝いできたらな、と思うところです。日本の政治家の皆さん、ビジネス界の皆さん、ぜひ日印間交流推進をよろしくお願い致します。
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うぉぉ、これが食べ放題なん。
— 中川コージ/ Dr.NAKAGAWA (@kozijp) March 16, 2024
テンションが上がる。
※動画はその一部だけです。 https://t.co/RnOD6ejL7g pic.twitter.com/CrvpbwXV1e